戦闘開始ィ!
「……なぁルー」
「なんデス?」
「なんで俺らは海に来てるんだ?」
俺はなぜか今海に来ていた。ルーに来いと言われてきたのである。それにしてもいい景色である。
「そりゃ海に近い所デスから一回行ってみたかったんデス」
「……そうか」
海を見ながら俺は一つ考えていた。それはルーに関しての事だ。と言うのも俺はなんだかんだルーと付き合っているうちにルーの事を好きになった訳だが、ルーの方はどうなのだろうか、という事である。
「……」
ルーは俺の事が好きなのか?本当に俺の事が好きなのか……?俺は本当に彼女と付き合っていていいのか……?
「どうしました園歌」
「おわぁっ!?な、何でもねぇよ……」
「……デスか。一つ言ってない事がありましたね。……私、本気で好きになったから今一緒に戦ってるんデスよ?」
「えっ?」
「イエ、シーと一緒に話してたのを見て……ちょっと嫉妬しマシた。……だから言っておきマス。……大好きです。園歌」
「……」
「こういうのは私のガラに合わない……デスか?」
「いや。……ごめんな。嫉妬させて」
「いえ!気にしていまセン!」
「そうか!よしなら一つ聞いてくれ、今回の戦いに確実に勝てる方法は無い!だが確実に有利に立ち回れる方法を考えたんだ!」
~その後~
『さーてさてさて。決勝戦前に色々とエキシビションマッチが行われていますね』
『そうですね……その、世界十位の人ボコボコですね……』
『確かに彼、ロメジュ選手はハッキリ言って口はかなり悪いですが実力は世界ランキングに入れるくらいの実力ですからね。まぁ今の時代はそれだけで世界ランキングに入れないんですけど。……ホントクソみてぇなランキングだな」
『何か言いましたか?』
『あぁいえ、何も。言っちゃぁなんですけど実際問題、世界ランキングは五位以下はどちらかと言うと強さよりも知名度が多い選手って感じですからね。僕も世界三位から四位って言われてますけどね?まぁ五位以上の並びは本当に強い方が上で言われるんで……それで言うとカエンはホント化け物なんですよ』
『なるほど……あっ、終わったみたいですね』
『あ゛ー疲れた……何が世界十位だよ弱いじゃねぇか、これじゃ野良で適当に潜ったほうが強い奴いるぞ。っくよ……』
『そんなに弱かったか?』
『マジ弱いよあいつ。なんで十位に入れたってくらい弱い』
『本当に遠慮が無いね……でも理由ならあるんだ、これが……』
『金?』
『おい消されるよ』
『でもあいつ見たところ金持ってそうな奴だし、その線はあるだろ?言い方悪いが』
『……ま、否定はしないよ……』
「さてと……奇策、見せてあげようじゃないデスか!」
「だな!よーしこれに勝ったら俺結婚しちゃうぞー!」
「もう……勝たなくても結婚しマスよ」
「そう言うんじゃ無くてな……まぁいいや」
さて決勝戦だ。今回、使うキャラに関してだが……奴は間違いなく全キャラでの戦闘パターンを組んできているだろう。特に俺が使いそうな奴は徹底的に。しかし俺が使い慣れていないキャラと言うのは普通にやっても勝てない。という事は……?
『さぁ決勝戦!一体どんな戦いを見せてくれるのでしょうか!』
『ちなみに今回、俺とディグとロメジュの三人でお送りさせていただきます』
『さてキャラ選択場面です。そう言えばお二方はどのキャラを選択すると思われますか?』
『俺か?まー……簡単に言えばヤブサメかね。やっぱ自分の持ちキャラで戦いたいでしょ』
『僕の予想だと……正直ヤブサメは無いと思ってるよ。だって対策されてるだろうし、それに普通にペンス選手に対策されてると思うし。だから僕は『ホーク・ブレイド』だと思うな』
『なるほど……やはり高火力高起動キャラで来ると言う予想ですか』
『と言うか普通、決勝戦に使い慣れねぇキャラで行くやついねぇと思う。だろ?』
『まぁキミは確実にアレだとして……僕はこういう場面じゃなければ別キャラも使うね』
『そうか?俺には分からねぇけどな』
『っと!ここで両者キャラが出そろいました!』
『そうか!さてまずペンスチームからだが……』
『ペンス選手は『ホーク・ブレイド』……あぁそう言う事もあるよね』
『考えてみればペンスって結構デカい大会だとホーク・ブレイド使ってる印象だったな。本気って事だろそれだけ』
『そしてランス選手の使うキャラは……『デスクライド』か……さっきの対決。マジでやばかったね……」
『あー……正直もう戦いたくないよ……まさか世界三位じゃなくてその相方にボコボコにされるとは思わなかったね』
『使用率上がるだろありゃ……んで今の使用率いくら?』
『基本的にこのゲームでは大半のキャラが一割台にあるのですが、このキャラはゼロ・以下%ですね……』
『小数点以下か……使いにくいのか?』
『そうかもね。実際問題中々厳しいものがあるよアレは。相当練習したんじゃないかな?』
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「バッチリ仕上げてきたよ!」
「ん、知ってる」
「それにしても兄さんは何で来るんだろ」
「知らない」
「えぇ……」
何だろう、あの一戦以降シーちゃんとの話が本当に続かないんだよね。でも兄さんは普通に喋れてるみたいだし……どういうこと?




