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僕と君の決着2


「接近ならこっちに分があるとはいえさぁ……!」


「まぁそうだよね!」


でも武器を即座に撃てるという時点でこっちが若干有利!ただ単純性能はあっちが強い!特に見えないトラップ!アレがかなり厄介、実際さっきレールガンに撃たれそうになったし……!


「だから初見で潰す!」


「冗ッ……!」


銃を初見で回避すんな!まぁまだあるけど!既にこっちは刀を握っている!羽に隠してた剣をこのままぶち抜かせてもらう!


「しぃッ!」


「あぁ?!」


ギリギリ止められた……不味い明らかにこの距離はヤバイ!何をしようが反撃される距離!ダメージ覚悟の受け止めなんだ……!けどまだ私は負けられない!


「ようやく掴んだぞ……!」


「だよねぇ……!」


うーわメリケンサック持ってんじゃん……アレで殴られたら痛いだろうなぁ……!だけど接近してるのはお互い様、ならこっちの方がまだ早い!


「痛い!」


「クソッ反撃してきた!」


返しで刀ぶっ刺してやったぞ!だけど明らかに喰らったダメージはこっちが上、クリーンヒットだね、どうしようかねぇ!いやまぁ一応何とか出来ないことは無いけど……それやったら即死って言うか……いや、最終手段だ。


「あくまで銃は降ろさない」


「だよなぁ……!」


先手必勝!まだ余計にあるマグナムが火を噴くぞ!もう全弾撃ち切っても構わない!


「はっやッ……!」


嘘でしょこの距離で避けられるのは流石にちょっと心が折れそうなんだけど?やっぱ日本八位だっけ?は強いなぁ……けどまぁ、それでも……最終的に勝つのはこっちだ。間違いなくね。


_______________________


「ッつ!」


剣すら焦がす火ってどんな温度なんだよ!?おかげで剣の長さが短くなっちまったじゃねぇか!ってよりかは相手がこの温度で動きまくってるから三分間でオーバーヒートするんだろうな。


「危ッ……止めッ!」


「まだまだぁ!」


こいつかかと落としからその軸足を起点にして蹴りかかって来たんだけど!?更にその上にまだ殴りかかって来るとかちょっとヤバいってこいつ!いやこっちも切りかかってんだけど攻撃判定の暴力で止められるんだよ!


「けど恐れず真正面!」


「チィッ!」


しかしこいつの弱点はその攻撃判定の大きさにある!何が問題かって確かに多少の攻撃判定はそのまま食われるが、上回った場合ならこっちがダメージを与えられる!ほーら剣が奴の右腕に深く突き刺さっていく!


「だらぁっ!」


「ギぃっ!」


右腕半分、貰っていくぜ。


『あーっと!炎選手の右腕をカエン選手が切り裂いた!』


『ありゃ痛い!更に追撃をしに行ったぞカエン!』


『けど炎選手も止まらない!っと!?カエン選手が剣を手放し……?!』


『フェイントだッ!クロスカウンターの形になるぞ!』


「やっぱ攻撃判定でお前に立ち向かうべきじゃなかったかもな」


「いってぇ……」


あー畜生、左腕全部持ってかれたんだけど……でもま。それでもいいか……右腕があるなら戦えるし、何よりも……


「やってくれたね……」


代わりに左目ぶち抜いてやったわ。


『目だ!目をぶち抜いたぞ!』


『左腕と引き換えに左目……ってこれどうなんだ?』


『あぁ?最上級じゃねぇか!そもそもあの炎神は両目があってようやく普通に戦えるレベルだぞ?片目が無くなったらもうまともに使えるとは思えないぜ!』


『という事は……とんでもないアベレージ稼いだって事!?』


『だよ』


「ホント、こういう戦い方するってわかってたはずなんだけどなぁ……どっかで彼女が出来て、なまっちょろくなっちまったって……思ってたのかもね」


「悪いな、スラム時代の話をしてるなら……このゲームの中じゃ俺はいつだってスラム時代だ」


「ハァー……よかった。そうじゃなかったら……本気で引導を渡してたよ」


「お前にゃ無理だよ」


既にどっちも死にかけだが……HP的な話じゃ俺のが上。ただし片目を失ったからと言って相手が凄い弱体化するといったら……こいつに限っては違う。確かに両目が無けりゃ炎神全界状態をまともに使えるとは思えない、だがこいつは……極めてんだぞ?


「止めてみろよ」


「いいから……来い」


確かに若干弱くなるかもしれない。……が、その程度だ根本的解決にはならない、そのままで強いんだから。それに単純な話、キャラ的な意味でも普通に強いからなぁ……!


「無くした左腕を……返す」


「いらねぇよ!」


やっぱ左腕事ぶち抜いて来やがった!斬場も見切られてっし左腕を切ったのは間違いだったか!?……ま、それをしなけりゃ死んでたからいい。後は仕掛けて来たアレがいつ回収出来るか……だ。


「あっちに何かあるのか?」


「なにもねぇよ」


「……」


やっぱ的確に攻撃してきてるの腹立つ!片目見えないのによくやるわな!まぁ俺も仮に片目なくても割と何とかなるからお門違いだなそう言うのは。……さてと、後何分だ?


「やっぱり接近攻撃ならキミに分があるよね」


「だな」


「だから武器を使おう」


うーわコンクリートを溶かして弾にし始めたんだけどキレそう。遠距離攻撃もあるってやっぱインチキじゃね?こいつ……いや考えてると死ぬ!


「だぁッあっぶねぇ!」


おいおい嘘だろマジで銃弾の威力じゃねぇ!当たったガラスが瞬間的にぶっ壊れていくんだが!あぁ畜生今一体何分経ったんだよ!?


『残り炎神全界時間は……二分半!』


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