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『罰天』と幕間


「燃えろ再点火!」


「何が再点火だそんなスキルは無いだろうが!」


単純にこっちに来るって言ってんだろうな!いやそれにしても問題があるけどよぉ!あの野郎も武器を持ち出したぞ!なんだあれは!?包丁だ!


「逃げるなぁ!」


「バカ野郎逃げるに決まってんだろ!」


「じゃあこれ喰らえよ!」


燃えてる包丁を投げるんじゃねぇ!一発でも当たったらこっちは死ぬぞ!だからやるんだろうがな!しかしこりゃ一階でグダグダするのはダメだな、二階に逃げるぞ!


「……ゲッメロン……」


うーわ最悪じゃん……いくら何でも二対一は面倒なんだよなぁ……あッルーもやって来た!恐らく同じような感じでここに来たんだろうな!さてどうする?この状況でやるべきことは……逆に前進させてもらう!


「うぉっ殴りかかってきやがった!?」


「一発くれてやるよぉ!」


よっし命中!でも攻撃するとダメージ喰らうの理不尽じゃんかよ!ふざけんな!まぁいいとにかく今は……倒せたことを喜ぶべきだな!ザマァ見ろ!


「よしルー銃を撃ちながら一旦撤退だ」


「了解」


あっちょっと待ってロケランは今まず


『あーっと!両者爆発で吹っ飛んだ!何があったんだ!?』


『恐らくだけどよぉ……ガスかなんかが溜まってたんじゃね?んでそんな状況でロケランをぶっ放したおかげで……こう……爆発した』


『いやぁ……でもガスが溜まるようなことあった?』


『でもよぉ、マンホールに爆竹を入れただけで街が吹っ飛ぶ事もあるんだぜ?という事はどっかに穴が開いたせいでガス噴出したんじゃね?』


『メタンガスか……よく聞くよそれ』


『とりあえず両者一割くらい削られてるっぽいなどっちも……KENSIは剣を振れなかったし、かなり攻め込まれてたっぽいな』


『でももうすぐ三分が過ぎるよ。……こっからが正念場って奴だね?』


畜生どこにガスが溜まってたんだよ!?おかげでHPがギリギリなんだが!さてどうするかなぁ、この後……少なくとも今俺らはHPを回復する以外に選択肢はない、さっさと逃げるぞ!


「とりあえず一旦回復アイテムを探すぞ!」


「了解。とりあえずコンビニを襲いに行く?」


「だな。回復さえすれば」


「あぁおいバカなんてこった三分経っちまった!おい透明化して俺乗せろ」


「はいはい……で、勝てそう?」


「……今は無理だな……だが、少なくとも……後三分経てば」


「「確実に勝てるさ」」


『それにしても発動した後三分間待ちますよね?』


『ですよねぇ……実際問題、少なくとも炎選手に関しては三分間経たないと出てこないだろうし……どうしましょ?』


『そうねぇ……なんか食います?彼女が手軽に食べられる物作ってくれたんですよね』


『へー……お前彼女いたの!?結構サラッと言ったけど凄い情報じゃあ゛っ゛』


『ど、どうした?』


『おまっ……お前何入れたんだよコレ!?なんだこの……なんだ!?』


『あぁ、ハギスって言う料理ですよ』


『ギュボッ(恐らくゲロってる音)バガァ……』


『大丈夫……?』


『これで大丈夫だって言えるなら俺はお前にこいつを食わせてやる……』


『いやそんなに不味い?えっ割と食べられるでしょ?』


『お前の彼女、メシマズだぞ……絶対ヤバいってこれ、何?なんなの?ちょっと待てハギス……あっアレかぁ!悪いんだけど俺ホルモン系駄目なんだよね!』


『そう……あっ見て武器調達してるどっちも』


『そうだな……まぁKENSIは鞘を抜く暇も無かったせいで追い詰められてた節あるからいいとして……メロンとオウルの方はどうするんだ?』


『そりゃねぇ……多分……武器でドンパチ、賑やかになるだろうね』


『つまり……何が始まるんです?』


『第三次大戦だ』


『さてと……残り一分だね、まだ時間があるね』


『だな、んでどうする?言っとくがもう食わんぞソレは』


『そう?じゃあ事実上の日本二位なのに世界ランキングに入れない理由聞いていい?』


『まぁ……ファンサービスの違いじゃね?と言ってもあいつ、なんだっけ十位の奴……なんだっけ?』


『エーッと……バギャグロックだっけ?』


『なんか違うような気が……まぁいいやどうせ世界ランキングから降ろされるだろうからなあいつは……』


『公共の面前で堂々と母国語が分からない奴を侮辱したわけだからねぇ……』


『こりゃ世間は許しちゃくれませんよ』


『だよね。っと、遂に三分経ったよ!』


『そうか!いよいよ本番だお前らこっからの三分間は見逃すなよ!トイレにゃ行ったか?飯は飲み込んだか?瞬きを忘れる準備は大丈夫か?全部済んだら……あいつらの本気を刮目して見な!』



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