ご
いよいよです
やることがないので、せっせと拾った蔦で編んでいた草鞋ができあがり!
初めてにしては良い出来なのではないでしょうか。
最後の方は蔦が足りなくなっちゃって、少し小さめになってしまったけども……
これで足の問題は解決した。
山歩きは足が大事ってどこかで読んだ気がするし、歩けなくなったら大変だからね。
また蔦でも拾って草鞋やブーツみたいなのも作りたいなあ。
それはそうと、洞窟が安全だとわかったのでやりますか。魔法訓練!
とはいってもアシスタントに聞いても答えてくれないし、よく分からないので瞑想をしてみてます。
体の中に魔力があってそれを感じられたらいいな、という感じなんだけどもこちらは成果なし。
イメージが大事なのかもしれないので、空気にある見えない水が集まって目の前にくるというのを想像して水よこーい!と思ってるんだけど、なんかうまくいかない。
ただ、こちらのイメージトレーニングはちょっと上手くいきそうな気配がある…なんていうのかな、空気が動くといっていいのかな、そういうの。
なので引き続きやっていきたいと思います。
さてさて、この間は引き返してきてしまったからね。
ヨケール草をちょっとすり潰して服につけておいて探索を開始したいと思います。
もちろん、相棒の杖も持っていくよ!ただの棒!
ひとみはただのぼうをそうびした
ってやつね、ゲームだったらそうやって出てくる。
今日は、川か湖を発見したい。
スマホのマップも埋めたいし。行ったところがマッピングできるから迷子の心配もないし!
あとはご飯だよなあ、お腹減ったよう…
パンやご飯とは言わないけどなんかお腹に溜まりそうなのも見つけたいと思います…
洞窟の中に簡易鳥居を作ってるので挨拶をして行ってくるぞ。
「今日も一日生きれますように。あと美味しいものも見つかりますように。」
・・・・・
森の中でスマホのカメラをかざしながら食べられそうな実を採取。
あとは、人に会ったら物々交換出来そう、とかそういう今は必要ないけど後々必要かもしれないものも採取。
蔦は有用なので多めに拾って、、、
今回も水辺は見つからなさそうかな〜
音も聞こえないし、ちょっと一回荷物を置きに洞窟に帰るか。
……ふう、何事もなく帰ってこれた。
靴の調子もそこそこだし、結構食べられそうなものも採れたけど、一日分あるかないかくらいだな…
もう一回出かけようかな!
と思っていると、何か聞こえてくる…
人の声かな………?
耳を澄ませてると
「どうするどうする 気をつけろ」
「悪い人じゃなさそうだよ」
「騙されたら食べられちゃう」
えっ……ここら辺に人っていたっけ?
私のことかな……というかどこから聞こえるんだろう。
食べられる…?食べられちゃうの?
声の持ち主はどこにいるのかな、小さい子の声がする、、、
もう一回、ヨケール草を塗って探してみよう……
年柄にもなくワクワクしちゃうよね、ドキドキワクワク。
一体何がいるんだろう。
危険がないといいな、なんだろう。
……声ここら辺から聞こえた気がするんだけど、いない。
私に気がついていなくなってしまったかな、うーん。
にしてもここは、洞窟から近いけどキラキラしてる。
日の光が入ってきて幻想的にみえるからかな。
スマホで写真でも撮っておこ。
スマホを掲げて写真を撮ろうとしたら、画面に映る少年少女たち。
「……えっ?なに!?なんで!?」
普通に見てもみえないけど、カメラだと見える…?
声かけてみようかな、そうしよう。
「こんにちは。初めてまして。私はひとみと言います。」
少年少女たちは明らかに動揺してる。
「見えてんのか、俺たちのこと」
「分かんない分かんないよ」
「どうしよう、どうしよう」
相談してるのかな……?
「あの、見えてます。ここの近くの洞窟に住んでる者です。怪しいものではありません。食べたりもしません。少しお話しませんか。」
言ってて怪しい人丸出しって感じだな、と反省。
久々の人との会話でどうしたらいいのかおばちゃん分からなくなっちゃったよ、少年少女たち仲良くしてくれるといいけどどうだろ、だめかな。
日本だったら即警察案件だよね、この声掛け。
しばらくじっと待ってると、相談が終わったのか少年がこっち向いてきた。
「…分かった。話だけな。そこから動くなよ。」
やった!お話できる!!!
何から話そうかな〜