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さんじゅう

脱ひきこもりします

慣れというのは怖いもので、ドアを出入りしたりしてたらそこに空間があっても違和感がなくなりました。

もう驚かないぞ。


ようやく太陽が登って()の時間になったようなので、採取しつつ売りにも行こう、要塞に。

レンゲちゃんはまだやりたいことがあるので、お留守番するみたい。

ハクくんは付いてくることに。


「お留守番お願いね。好きにしてていいからね。スミレちゃんやナツメくんが帰ってきたらおもてなしもお願いします。神様にもお供えをお願いします。危ないことはあまりしないようにね、あと知らない人がきたら、この場所に拘らず逃げるんだよ。あとはね…」


「分かってるから、ママ。ここは守られてるから平気。いってらっしゃい」


「うん、いってきます」


どっちが親か分からないやり取りをしていざ、出陣。

守られてるっていってたけど、どういうことかそういえば聞き忘れた。

魔物避けの草のことかな、わからないけど。


「要塞に道案内よろしくね」


スマホは手元にないと通知がこないっぽいから森では収納しないでおく。

警告音が鳴るのは大事だからね、私の生命線よ。

…ワフ…ワフッ…


ハクくんもいるの、忘れてないよ。頼りにしてるよ!


・・・・・


着いた!要塞!


「おはようございます!」


おっ、今日はエリックさん!副隊長なのに門番なのね。


「ヒトミか!元気だったか?そのちびっこいのは初めてだな」


…ワフ!ワフ、ワフ…ッ…


「おお、そうか。元気だな。契約主って表示があったが、コレと契約したのか?契約してない生き物は要塞にいれることはできないからな。契約してる印をみせてくれ」


…ん?印?左手は精霊の印しかないし、なんのことだ。


ワフッ!!


おお、ぶわっと毛が逆立ったかと思ったら額になんかある。

あ、私が作った目の紋章だ。ポーションの瓶のために作ったのに、家紋みたいな扱いになるのね…

3つ目があるみたいでキモいな…こんなことになるならもっとかわいいマーク作ればよかったよ…


「よし、ちゃんとヒトミの紋章がでたな。優秀優秀。あと、ヒトミ、顔見知りだけどな、身分証の提示をお願いできるか?規則でな」


「ああ、そうですよね。すっかり忘れてました。「葉っぱ」…はい、これです」


「よし、ようこそ要塞へ!今日も楽しんでいってくれ。そうだ、一緒にご飯でもどうだ?美味い飯屋を紹介するぞ。あと4()くらいで休憩なんだが」


「わあ、ご飯のお誘い嬉しいです!ありがとうございます!是非お願いします!」


「おう、じゃ、5本ある時計台は分かるか。そこの前にある広場に集合な。6()に時計台広場で」


「はーい!6()ですね!楽しみにしてます。じゃ、またあとでお会いしましょう」


エリックさんに見送られて要塞へ!

4()後ってことは4時間後…

タイマーでもセットしておくか、スマホで3時間半後に鳴らす設定にしておいて…うん、これでよし。

にしても時計は動かないのにタイマーが使えるなんて不思議ね、有り難いけど。


ハクくんには特にリードとかは必要ないらしい。

一応スカーフは巻いてるけど、首輪みたいなのがあればそういうのがいいのかな。


「ハクくん、要塞にいる人を噛んだりしちゃだめだよ。何かあったら声かけてね」


ワフン!


よい返事!分かったってことでいいのかな。

じゃ、まずはお金がほしいので、冒険者ギルドにいってからの商人ギルドね!

お財布の中に小銀貨7枚と銅貨4枚しかないもんね。

家を整えるのはお金がかかるし、稼いだ分だけ楽しめる、はず。

初期投資、初期投資…、、


・・・・・


そこまで道に明るいわけでもないので、マップに頼りました。

マップは行ったところはちゃんと出てくるから地図が読めればさくさくいけるよ。

流石にこの年で迷子になるのは困っちゃうからねえ…


冒険者ギルドつきました。

前より活気があるし、人もいる…早い時間だからかな。


さてさて、何か持ってるもので高額な採取の依頼があるといいんだけど。

ファイルをチェック!


…そんなうまい話はなかったですね、採取一覧。

薬草とよくわからない羽が同じ名前だからそれか。

ま、あっただけラッキーだったので買い取ってもらいましょう。

どこに行けば…あ、ハクくんが着いてこいアピールをしているのでついていけばいいんですね、賢い。


「こんにちは、冒険者ギルドへようこそ。腕輪をこちらへ。…はい、確認できました。ヒトミさんですね。ただいま担当を呼んできますので、お待ちください」


受付のお兄さん(?)が丁寧な対応をしてくれた。

もっとこう、荒れてるイメージあったけど、イメージだけなんだよな。

お兄さん、この世界の住人にしては私くらいの身長しかないので、とても接しやすそう…というより担当ってやっぱギルドマスターのイリヤさんかな。


「ほほほ、待たせたな。今日はどのような要件で?買取か?可愛いのも連れているんだな」


今日もイリヤさんは素敵なダンディさ!毛並みも素敵ね!


「この子はハクっていいます。拾いました。あ、買取をお願いします」


「ハクというのか、よろしくな。こやつ、ウルフの変異体か。じっくりみたいものじゃ。買取か。解体するものはないな、うむ、ではこちらへ」


ここは買取する部屋なのかな、やっぱ解体とかもあるのね、それだと裏にいくのかな。


「ここは貴族や遊び人が来たときに買取や依頼をうける部屋じゃ。悪意をもったものが近づくと警報がなるようになっててな」


悪意の判定が難しそうだけど、まあ異世界だし、なんかあるのでしょう。

それより買取してもらわなきゃ。


「そうなのですね、ありがとうございます。早速ですが、こちらの買取を」


「買取のやつでておいで」


イリヤさんもなんとなく遊び人は規格外ってわかってるぽいので一気にだしちゃう。いい人そうだし、そんな言いふらす人はギルドマスターにならないでしょ、多分。


「ほう、これはまた魔法の使い方が独特じゃな…」



もっと詳細に色々と書きたいけど書くと物語がすすまない

これがヤマアラシのジレンマ(違う)

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