に
勢いで書いてます
っと、泣いてもどうしようもないし、水分もったいないからこれでおしまい!泣いたけど。
こんなに泣いたのいつぶりだろう…大人になるとなかなかなく機会もないよね。
それにしても、管理人とやら、どうせならティッシュもハンカチもいれておいてくれたらよかったのに!大人の嗜みよ。
ま、いいや。とりあえず異世界ってことなのでここはやりますか。アレですよね、アレ。
「ステータスオープン」
……でないじゃん!!!!えっ、なんか出ると思ったんだけど、でないじゃん!!!
大事なことなので2回いってしまったけど、おばさん古いかしら。
ステータスオープンしか知らないんだけど…、えー。
出鼻挫かれたよ。みられると思ったんだけどな。
ということは、魔法とかなし?そういう世界?
異世界といえば剣と魔法のファンタジーな世界じゃないのかな、それともSF?
いや、まだ諦めるのは早いからやるか。
洞窟っぽいから、火は危ないし、風をこうびゅーんって切るのをイメージしまして、やりますよ。
「ウィンドカッター」
……あーーー、分かってた。わかってたよ、こういうオチ。分かるわかるなんも分からないけど、分かるやつ。
誰も見てないとはいえ、とてつもない恥ずかしさがあります。
あと数十年若かったらこういうのとか詠唱とかもできたのかな。もうそんなの無理だよ。
えー、もう無理って何度思っただろう。
この洞窟は安全なのかな、ここから出ずに1年過ごせるかな。不安だな。
…はあ。無理。無理って言葉何回いってもいい足りないんだけど、どうしたらいいんだろう。
それなりにしか生きてないし、こんなことになるなんて思わないし。
にしてもこの洞窟?もう洞窟でいっか。
案外居心地がいいな。ちょっと外の世界どうなってるんだろう。
覗いて見よう。
なんだこれ。
あれだ、もの○け姫!!!
洞窟で寝てて上にもふもふマザーがいるシーンあるじゃないですか、あれですよ、アレ…
崖はないけど。目の前は土と木だし、見渡す限り自然いっぱいな景色だけれども。
ここは森の中ってことかな?
さーて、現状を把握すればするたびに辛い異世界が待ってました。どうしよっかなー。
何したらいいのかもよくわかなくなってきましたね。
みんな何してるんだろう、他に来てる人たちいるんだろうけど。
もういっか、スマホでもいじるか。なんか嫌になってきちゃった。
スマホで管理人とやらに連絡とれるかと思ったけど電波ないし、これは一方通行なのか。
あ、音声で遊べそう。人寂しいし、おしゃべりでもしちゃおうかな。
「おーけー、ぐるぐるー、おはよう」
『おはようございます』
「おーけー、ぐるぐるー、私のステータスみせて。」
なーんてね。
『こちらの情報になります。
坂井 ひとみ(34)
種族:人族
状態:良好
体力:中
器量:中
気力:中
魔力:中』
…できるんだ。
こういう風にみえることになるのね。これは分からないよ。
スマホとっても大事じゃん。管理人さんもっと説明プリーズ。
そして見事に能力値が真ん中。魔力ってことは魔法あるのかな。
「おーけー、ぐるぐる。魔力ってなに?」
『魔力とは、魔法や魔術を行うことができる能力になります』
なるほど…?わかんないけど魔法があるのね。これは嬉しい。
やっぱ落ち込んでてもいられないし、色々やってみようかな。
というかこれはスマホさえあれば何でもできるのでは。
「おーけー、ぐるぐる。何ができるの」
『例えば、写真を管理したり、目覚ましをセットしたりできます。話しかけてみてください。』
これはスマホの機能そのままってことなのか、何ができて何ができないのか難しい。
話しかけてみて色々と試してみるしかないかな。
ようやく主人公の名前を出せました