一人で
評価入れてくださった方、ありがとうございます。励みになります。あと誤字報告してくださった方もありがとうございます。これからも、誤字があれば教えていただければありがたいです。
「うっ……み、水のおと……?」
ゆっくりと目を開けると、そこには滝があった。
意識が戻って、少しずつ何が起きたかを思い出してきた。
トウヤさん達は大丈夫なのかな、でもトウヤさん達ならきっと大丈夫だよね。
見たところ洞窟ではなく、人工的に造られたかのような遺跡のよう。
壁が一部壊れてスペースがあるところに滝が流れていて、まだ下に落ちている。
「立ち止まってても、意味がないよね」
滝のところにある穴から下に行けそうだけど、危なそうだから道を進むことにした。
通路は天井まで2メートルくらいあり、横には4メートルほどある。
薄暗い通路は、何もなくたまに吹きぬける風の音と自分の靴が地面を叩く音だけが響いていた。
一応、いつ魔物が出てきてもいいように《集中》、《身体強化》を使いながら進む。
「魔物は出ないのかな」
そう思ったことを口に出した。
その直後、スキル《集中》の効果範囲内に勢いのある液体が入った。
その液体は私の首元目掛けて後ろから噴射されたみたいです。
咄嗟に体を捻って避けた。
液体は標的を失い、そのまま勢いを落としながら私の横を通り過ぎた。
液体が床にかかると、ジュワ―という音と共に床を溶かした。
アレが体にあたったらと考えると、少し怖いなぁ。
私は、体の向きを180度回して警戒する。
しかし、魔物の姿は見えない。
《集中》でも姿は確認できない。
隠れらる場所はないのに……。
警戒を続けるけど、やはり現れない。
一分くらいが経過して、
今度は右後方からその液体が飛んでくるのを《集中》で感じ取り、避ける。
すぐ、振り向いても魔物はいない。
思考を巡らす。
素早く動いているから、見つける前にいないのかな?
でも、それにしても攻撃から攻撃までが長い?
そこで、一つ思いつく。
もしかして! 体が透明なの?
これなら、見つけることができないし、壁を通って後ろをとるのに時間が少しかかってもおかしくない。
けど、だからってどうしたらいいの?
そう思っていると、背中目掛けて液体が飛んでくる。
体を横に傾けて避ける。
そのまま、攻撃を何回か避け続ける。
このままだと、いつか避けきれなくなりそう。
そこで、ふと思いつく。
《集中》の範囲内に入らないということは、壁や天井を通っているのだと思う。
なら、通れる場所を制限すればいいんじゃないのかな。
そこで通路の真ん中から、右側に少し寄る。
そして、また構える。
今までの攻撃だとまだ攻撃が来ない。
まだ、《集中》の効果範囲に入らないということは、今頃……
♦︎♢♦︎
「ここは……?」
目を開けると、草原のような場所にいた。
「あれは、何さな?」
様々な色の花が辺り一面に生えていて、少し遠くには森があり、その反対側には川が流れている。
上を見上げれば、洞窟のようになっていて、
所々水晶が突き出していて、光を放っている。
しかし、その光景に驚いたのではない。
今の自分から見れば、右側にあたるけど、かなり離れた位置に木がある。
普通の木ではない、大木さな。
それも高さ400メートルほどの高さがある天井に届かんとしているほどの。
♦︎♢♦︎
「ベル達は大丈夫なのか?」
あの後、穴に落ちて、最初は意識があったが、
外から干渉されたかのように、急に意識を失ったのだ。
そして、俺がいるのは鬱蒼と生い茂る森の中。
「どこだよーー!! ここは!」
声が森に響き渡った。
明日は投稿できないです。明後日も怪しいですが、できそうであれば午後に投稿すると思います。




