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東大生に転生したなろう作家が狂気の殺人鬼を成敗する話  作者: 日本のスターリン
ラスボス篇
10/10

10章 最終回

 冬彦三は超越能力者ハイパーエスパー達と死闘の末、一人生き残った。その後、真面目に勉学に専念し、薬剤師になるべく、6年生で東大を卒業した。

 卒業後冬彦三は超越能力には頼る事はなかった。冬彦三は普通の人間として真面目に勉強して平穏に暮らしたのだ。そして、苦心の末、念願の薬剤師に就職した。

 そのまま一社会人として、ひっそりと暮らした。冬彦三の日常は平凡で退屈な物であった。新しい友人も特にできず。淡々と仕事をし、家では録画したバラエティ番組やアニメを見る。そんな毎日の繰り返しだった。旅行をするわけでもなく、特に趣味に没頭するわけでもなく、ただ淡々とテレビを見て過ごす毎日。アニメ鑑賞は唯一と言っても良い趣味だったが、アニメオタクの様にアニメに過度にハマるわけでもなく、グッズやBDなどは一切買わず、にわかとして中途半端な知識しか持ち合わせていなかった。


(ニワカで良い)


 そう思っていた。アニメなどに詳しくなっても何の肥しにもならない。そう考えて居たのだ。ただアニメをみるだけで満足していた。アニメを見るだけで満足なのでグッズも特に買わないのだ。また、録画で十分だと考えて居る為BDも買わない。オタクの様にアニメに金をかける事も殆どなかった。アニメにお金を出すとしたら映画くらいであった。

 彼は仕事にも遊びにも特に生きがいも見いだせない空虚な毎日を過ごしていた。彼が一番楽しいのは寝ている時であった。出世も出来ず、毎日毎日同じ事の繰り返し。凹凸がないにもない平坦な毎日であった。

 何も変化がない毎日。しかし、冬彦三自身はそれで満足していた。平凡な毎日を過ごせる事が一番大事だと思っていたからである。それが超常的な能力によって友人を失った冬彦三が導き出した結論であった。

 だが、ある時、冬彦三は、自分の体験をなろう小説に残そうと思い立った。

もう一人の自分と話し合っている内に、庭塚や黒鈴との友情や禁呪の飴をめぐる数奇な体験を形に残したいと思うようになったからである。冬彦三は、戦闘形態になる事が無くなっても相棒として住み続けるもう一人の自分と対話を重ねていたのだ。

 冬彦三は、なろう小説にありのまま起こった事を書いた。そして、なろう小説に書いたその作品は思いのほか大ヒットした。それまで一桁だったブクマ数は4万を越えたのだ。そして、総合評価も10万ptを越えた。

 その小説は晴れてコミカライズ化にこぎ着ける事になった。

そして、その本も飛ぶように売れ、アニメ化も決定した。こうして、冬彦三は一躍時の人となった。

 その小説のタイトルは………。

           「東大生に転生したなろう作家が狂気の殺人鬼を成敗する話」完

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