♦︎見習いMEMO♦︎まとめ⑤
元々、後書きでやっていた♦︎見習いMEMO♦︎のまとめ(24話〜37話分)
*読まなくても本編内容に影響はありません
♦︎見習いMEMO♦︎まとめ⑤
♢ルルスス…ケットシーの商人の男の子。主に森をウロウロしているので『森ケットシー』
旅をしながら自分の好きなものを集め、いっぱいになったら売っている。
毛色は茶トラで白の靴下にゃんこ。太めの鍵尻尾。身長約120セッチメトル。二足歩行。
猫ではないのでネギ科も食べれるけど猫舌。夜更かしが得意で朝は早起きだけど陽だまりでのお昼寝が好き。辛い物も好き。
♢ケットシー…人よりも精霊に近く、そして精霊よりも人に近い、妖精と呼ばれる種属。穏やかで猫のように自由気ままな性質。
森や山、鉱山、街、川べりなど、自分の好きな場所を縄張りにしてる者もいる。
その中でも『旅を愛する』ケットシーは自分好みの物を集めては売り歩く。扱う品には貴重なものが多数。なかなか出会えない幻の行商人。
一番、人の近くにいる妖精と言われている。ちなみに次点は家事妖精のシルキー。
♢精霊と妖精…『精霊』は司る力から生まれる存在。
『妖精』は魔物や動物に近い。
精霊よりも気まぐれでよく分からない種族で、人間が勝手に『魔物ではなく精霊ではない種族』をまとめて妖精と呼んでいる。
(彼らは良い意味でも悪い意味でも『我が侭』なので抗議などはしない)
♢ルルススのふしぎ鞄…見た目は普通の斜めがけの布鞄。
どんな魔術が施されているのかは不明だが、何でも入るしどんどん入る。質量重量無視、品質保存有り。
♢大ケットシー…ケットシーの王様。世界のどこかにあるケットシーの王都に住む。(ケットシー全てが王国民だが、皆気ままな暮らしを好むので王都に住むも放浪するも自由)
ちなみにルルススは大ケットシーの30番目の子。風のルルススと呼ばれている。(風の精霊と相性が良い)
大ケットシーは子沢山なので、基本的に王子、王女とされるのは第2妃の子まで。(嫡子扱い)第3妃以下の子は王族ではあるが扱いはただのケットシー。(庶子扱い)
ルルススの母は第7妃でルルススはその次男。
♦︎ケットシーは一度に3人~6人を出産する。サラマンダーはひとりっ子が多い。
♢閉じ込めた溶岩石…熱い溶岩を特殊な膜
で包み固めた岩石状のもの。冷えて固まった溶岩石ではない。サラマンダーのおやつ。味はイグニス曰く甘くとろけるチョコレート。
♢熱いフラの花…火山帯に咲くという溶岩のような色をした珍しい花。魔力を注ぐと発火するという特徴がある。
火山帯に自生している。焚き付けにはもってこいの植物なので、昔から人工栽培の研究がされているが成功はしていない。アイリスの師匠であるガルゴール爺も長年研究を続けている謎の花。
サラマンダーのおやつ。味はイグニス曰く綿あめに似ていて甘い。
♢イグニス特製の魔結晶石…キラキラ光る紅い魔石。イグニスの魔力を固めた結晶。魔力が高い精霊のみ作ることが出来る。
♢兎花の酵母…初夏の花、兎花で作った天然酵母。ほんのり爽やかな甘みの優しい味のパンが出来る。
♢スライム手袋…伸縮素材で水に強い、ゴムのような素材。工房では肌に触れては危険な素材や、液体を扱う時に使用している。
*今後、もっと丈夫に改良の予定。素材候補はクラーケンや鉱物を混ぜるなど。
♢ルルススの踏み台…アイリスの腰ほどの身長なので、作業台などあちこちに設置することとなる。丁度良い空き箱を見繕ろうのが意外と楽しい。
♦︎田舎風パン…材料は小麦粉(全粒粉も)水、塩、砂糖、オリーブオイル少々、酵母。
外はパリパリ中はふんわりモッチリ。こちらで言う『カンパーニュ』
♢アイリスの『本棚の容量』…『レシピ』を使うための容量。 何でも雑多に『レシピ』を収集しているが、特に容量を気にしたことは無い。
一般的の術師は錬金術以外の『レシピ』は収納しない。
♦︎時間単位・追記…1刻=1時間 半刻=30分 1分刻=1分
♢上保存紙(失敗作)…名前そのまま、上保存紙の失敗作。
上保存紙は普通の保存紙より効果が高いものだが、『上保存紙失敗作』は普通以下の性能しかない。
水に強く空気を通さない特徴はそのままだが、強度がとても低く、普通の保存紙としても使い難い程度。なので工房では保存紙よりもお手軽に、実験や錬成途中に心置きなく使い捨てとして使用している。
*失敗原因…生成段階でスライム成分を均一に出来てなかったり、魔術を刻むときに不純物が混入してしまうのが原因。
失敗作は厚みが均一でなく、色も透明ではなく半透明だったり、素のスライムの色がうっすら混じっている。
♢お手軽保存紙…普通の保存紙や上保存紙ほどの性能を求めない使用目的向け。
発想元は上保存紙(失敗作)。♦︎ルルススの依頼により、品質の低いスライム素材から作成し、安価な保存紙として製品化を目指そうと思っている。
*アイリス開発検討中…保存紙を厚くしてみたり色――不純物や、効果のありそうな成分を入れてみることを検討中。
お手軽保存紙とは逆の発想。敢えて透明度を下げたり厚みを増し、上保存紙より更に効果の高いものが製作出来るかもしれない。
欠点と思われていた厚みも、厚くなることにより丈夫になるのなら、採狩人などに重宝されるかもしれない。
♢刻告げの砂時計…錬金術製の砂時計。工房の物は高さ50セッチメトル。
♦︎使い方…付属の錬成陣に時刻数を書き入れ砂を落とす。設定した時刻になると砂が震え音が鳴り、設定時刻が経過した事を教えてくれる。音は高く澄んだ『チリリリン』
現在のアイリスには作製不可。砂の大きさ、表面コーティング、重さ、など、均一「作るのが地味に難しい。
♢辛胡椒…『竜の爪』と呼ばれる赤い爪のような形をしたナス科の香辛料。鷹の爪。
♢イグニスの舌…火傷するほどの熱々が大好き。でも辛いものは苦手。
♦︎森大蒜とベーコンのパスタ
①熱したフライパンにオリーブオイルを敷き、スライスし森大蒜を投入。
②香りが立ってきたら乾燥赤茄子とベーコンを入れる。
③ベーコンは塩辛いので塩は少し。でも胡椒はちょっと多めがアイリス好み。種を取った『竜の爪』も少々。
④大蒜は焦がさずベーコンは香ばしく。そのタイミングで茹でたての麺状パスタを入れ、粉チーズを軽くかけ盛り付ければ出来上がり!仕上げのパセリも忘れずに。
♢ルルスス特性スパイス…小瓶に入った真っ赤な粉末。旅をして見つけたその土地の辛いものを混ぜた香辛料。とにかく辛い。
♢苦味取りの錬金術…正確には『不必要な成分を取り除く』錬金術。浄化や精製の応用のような処理をする。
食品から鉱物まで幅広く応用可能。
♢薬草ビスコッティ…中級ポーション効果と魔力回復効果のあるビスコッティ。
♦︎材料は小麦粉、卵、塩、砂糖、胡桃、お好みの薬草
①大きめのボウルで卵をあわ立てて、塩と砂糖を混ぜる合わせる。白っぽくなるまでしっかりと混ぜたら、振るっておいた小麦粉を入れ木ベラでさっくり混ぜる。
②粉っぽさがなくなってきたところで胡桃と刻んだ薬草を入れ、更に混ぜ合わせる。
③ビスコッティの生地を天板に、2セッチ(2㎝)くらいの厚さになるよう広げる。
④イグニスに焼いてもらう。
⑤天板をひっくり返し焼き立てのビスコッティを出し、端から2セッチ間隔で切っていく。*片手で持って食べやすいサイズ
⑥今度は切り口を上にして天板に並べる。
⑦イグニスに焼いてもらう(2度目。1度目より低めの温度で水分を飛ばすために焼く)
⑧冷ましたら完成!
蜂蜜やクロテッドクリーム、ジャムなどをつけるか、スープやカッフェに浸し食べるのもオススメ。
♢魔力回復ポーション…通称『魔ポ』
その主な素材は『星屑草』
複数の薬草、ハーブと細かくした魔石などを混ぜ合わせて作る。
【中級ポーション(魔ポつき)化の考察】
♢通常『ポーション』と『魔力回復』の効果を併せ持つものを錬成出来るのは、イリーナ先生達のような研究員など、高位の錬金術師たちだけ。
*現在のアイリスには錬成不可のはず
♢『薬草ビスコッティ』はすごく美味しい。その事から、ルルススとアイリスは以下のように仮定した。
♦︎素材以上の効果が出ているのではないか? → すごく美味しい
♦︎熟練の術師や強い精霊なら、その素材が持つ以上の効果を引き出せる、錬成によって紡ぎ出せる事がある。
→アイリスとイグニスのパン作りは、『ポーション効果』を引き出そうとした為、単純な料理ではなく『錬成』となった。
→料理スキルが上がったイグニスの力に加え、アイリスも無意識に魔力を込め作っていた。
結果、素材以上の効果が出た……?
しかし……
♦︎錬成は、性質や形は変えるが基本的にその物質が持つ質量は変わらない。
ポーション効果を得るにはそれに応じた質量の薬草が要る。一斤分のパンを作るのに必要な小麦粉の量が決まっているのと同じだ。
♦︎『ポーション効果』に必要な薬草と『パン』を作るのに必要な小麦粉。『ポーション』と『パン(ビスコッティ)』この2つを練り上げるのに私とイグニスが魔力を使った。
2つを2人で作った(錬成)したため『相乗効果』が産まれた?
♦︎『ポーション』を作るために『パン』という形を取るという二重の錬成
♦︎アイリスとイグニスの2倍の魔力により素材の質が上昇
♦︎倍々となり錬成結果の効果が上がった?
→→結果『魔ポつき中級ポーション・薬草ビスコッティ』が錬成された
♢ルルスス特製焙煎カッフェ…じっくり焙煎しているので香ばしく、薫り高い。美味しいにゃ!
♢檸檬草…レモンのような香りのするハーブ。一年中取れるので柑橘系の香りが欲しい時に重宝している。
♢金蜜柑…小振りの蜜柑。
明るい黄色の皮は薄く柔らかく、そのままでも食べる事が出来る。収穫時期は春の終わりから夏のはじめまで。
♢アイリスの杖…長さは30セッチ程。腰のベルトに挿して持ち歩く。『魔術』を使用する際に必要。杖は基本的に術者の手作り。
アイリスの杖は色は黒色、素材は主に木。持ち手には革が巻いてあり、いくつかの魔石を埋め込んである。その内部には錬金術師の秘密がある。
♦︎魔術の発動には『錬成陣』『自身の魔力』が必要となり、契約精霊の助けが有れば更に良い。(錬成が楽だったり威力・効果が強くなる)
♦︎ちなみにアイリスはイグニスの力を借りられる火が得意で、その他は『生活魔術』――日常生活で使う小さな魔術が使える。
♢騎士団の後輩たち…馬車で一緒になった騎士1年生。16才〜18才。レッテリオも彼らの指導したので先輩と呼ばれ慕われている。
♦︎騎士団では基本的に『名』で呼び合う。王立騎士団では貴族が多く、同じ家名の者がいて紛らわしいため。各領の騎士団では、同じ土地の平民は同じ名が多いため、このような慣例が生まれたらしい。
♢更新は週1〜2回、21時〜22時頃の予定。時間、ペースは変わることもあります。*しばらくは更新増やせそうです
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