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見習い錬金術師はパンを焼く〜のんびり採取と森の工房生活〜  作者: 織部ソマリ


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♦︎見習いMEMO♦︎まとめ②

元々後書きに記していた♦︎見習いMEMO♦︎の6話〜12話までのまとめ。

*読まなくても内容には影響ありません

♦︎見習いMEMO♦︎ まとめ②


夏菊草(ナツギクソウ)…錬金術の素材としては、主に根の部分を乾燥させて使う。虫除けや、その他薬の材料にする。

食材としては茎と葉を使う。花が咲く頃には硬くなるので、蕾をつける前に食べる。


彩人参(アヤニンジン)…色によって用途が違う。錬金術の素材として使う場合は乾燥させる。

♦︎赤…滋養強壮の薬としてなど。

♦︎黒…赤より珍しく、素材としてなかなか貴重。皮は黒いが剥いた中身は紫で齧るとかなり渋い。

消炎効果があり、内服にも外用にも使う。


♦︎赤(食材)…食材として使う他、少し辛味があるので調味料や薬味にも使われる。


白茄子(シロナス)…可食部(実)以外は毒を含んでいるので全てが錬金術の素材となる。

根は毒性が強く、乾燥させると更に毒性が強まる。比較的毒性の弱い茎と葉は、刻んで絞りその汁を使う。


兎花(ウサギバナ)…小さく白い、兎の耳のような花弁が特徴の可愛らしい花。錬金術の素材にする場合は乾燥させる事が多い。

♦︎茎と根…集中力を上げるお香などに使われる。

♦︎花…子供向けの飲み薬シロップなど、苦味を抑える目的で使う。殺菌消炎など薬効(弱)もある。


♦︎兎花(ウサギバナ)の蜜…初夏の楽しみ兎花の蜜! 甘い森のおやつ。

♦︎♦︎兎菜(ウサギナ)…春、蕾のうちに収穫された兎花をそう呼ぶ。

鼻に抜ける爽やかな香りが人気の春の味覚。おひたしが一般的。


乾燥赤茄子(ドライトマト)…加工した方が赤茄子の旨味が出る。夏には作り置きを欠かさない。


乾燥赤茄子(ドライトマト)の作り方】

①適当な大きさに切り分ける

②天板に並べ塩を振る

③オーブンで焼いて出来上がり

*アイリスの場合はイグニスが焼いてくれる。火力調整も簡単で(お任せなので)美味しく、凝縮された魔力もいただける。


♢苺のジャム…工房の森で採れる木苺は青、黄色、赤と様々。初夏は黄。徐々に赤が出てきて秋になると青すぐり(ブルーベリー)

黒すぐり(カシス)が出てくる。


♦︎黄苺(キイチゴ)/赤木苺(アカキイチゴ)…木苺。大鍋に粗く潰した苺を入れ、砂糖を加えて煮詰めて作る蜂蜜や水飴を入れてもいい。


♦︎青木苺(アオキイチゴ)…小鍋に粗く潰した苺を入れ、ひたすら煮詰める。

これは錬金術の素材となる。清涼感がほしい時などに使う調味料的存在。


♢ガルゴール(ジイ)…アイリスの故郷にいた錬金術師。錬金術研究院の講師の資格を持っている、アイリスの最初の師匠。

村に素材採取に訪れ、気に入り住み着いてしまった。ライフワークは温泉の効能と湯の花の研究。


♢ガルゴール爺の『土壌改良剤』と『特製肥料』…錬金術で作った畑用の肥料。美味しい野菜の収穫量が増える。


♢アイリスの実家…村は温泉があり、古来より湯治客が絶えない。アイリスの実家は代々温泉の源泉管理が仕事。現在は兼業農家。

♦︎イグニスはアイリスの故郷の山に住んでいた。火山


♢錬金術師承認試験…見習い錬金術師が正式な錬金術師になる為の試験。

♦︎錬金術師への課程…各地方の学院に2年。1年以上の工房実習(共同生活となる事が多い)を受けた後、王都で年一回行われる承認試験に合格すると正式な錬金術師となれる。


♢レオンツィオ王国立錬金術研究院…王都レオンツィトスにある。国家に仕える錬金術師が集まるエリート機関。

貴族が多く同一族の者も多いため、研究院では家名ではなく名前で呼ぶのが慣例となっている。


♢契約精霊…契約をするとその精霊の属性加護を得る事ができる。(*火の精霊なら火属性の加護)

力を借りての錬成では、作業精度が上がったり、完成の品質が高くなったりする。術師本人、精霊の力量が上がれば『精霊の加護』の効果が付くことがある。

その他、作成時間の短縮、手順の簡略化、下準備なしの調合可、など利点も多い。また、精霊の作業時間は一瞬完了し、更に正確なので術師には有難い相棒である。


♢ペネロープ先生…王立錬金術研究院の錬金術師。王都で研究の傍ら講師をしていたが、急遽実習工房を引き継いだ。

灰色の瞳で眼鏡をかけている。淡水色の髪はまとめてアップに。ローブは闇色。


♢イリーナ先生…アイリスの元先生。現在は錬金術研究院の研究員/講師/試験監督官

貴族家出身。柔らかく優雅な物腰だが、厳しさもある先生。

緩くウェーブした長く明るい金髪と碧玉の瞳。ローブは闇色で紋章入り。


♢錬金術師のローブ…錬金術師(見習い含む)は制服のようにローブを着ている。

*日本で例えるなら医師の白衣のようなもの


♦︎その色は力量/階級によって定められている。一般的にキャリアが上がればそのローブの色は濃く、深くなっていく。

*市井の錬金術師はそこまで厳密に守っていない


♦︎錬金術研究院では『夜』の色でその階級を表している。

◇見習い…『宵闇色』夕方の少し明るい紫色

◇一人前錬金術師…『夜色』濃い紫色から紺色

◇研究員…『闇色』濃紺から漆黒

*『紋章入り』…研究院の中でも特に高い能力、地位の者のみ、背中に錬金術研究院の紋章が刺繍されている。


♢錬金術研究院の奨学金…アイリスがもらっている。今夏で終了する。

無利子無返済なのは5年間。延長も出来るが再試験があり、返済義務も発生する。


♢オイルトットゥ…焼いたトットゥをオイルに漬けたもの。他の食材でも出来る。


【オイルトットゥの作り方】

① 魚を焼いて軽く身をほぐす。そのままでも可

② オリーブオイルを熱し、粗みじん切りにした森大蒜を入れる

③ 細かめの乱切りにした赤茄子を入れる

*具材の大きさはお好みで

④ しんなりしてきたら火から下ろし、トットゥを入れ和える

⑤ 塩胡椒で味を整え、香芹を散らして完成

⑥ 熱を冷まして瓶などに入れ保管する


♢備え付けの『遠眼鏡』…工房の屋根裏部屋に設置されている


♢錬金術師のポーション瓶(薬種瓶)…試験官状の瓶に蓋をしたもの。

中身の品質を保つ『状態保持』と、容器が割れない為の『強化』の術がかけられている。

*錬成品は効果だけでなく、保存にも術師の腕の差が出るので要注意。売買の値段にも大きく影響する

*アイリスは見習い品質なので庶民に優しいお値段


♢アイリスのリュック…底部分に『補助』と『軽量化』の錬成陣が刺繍されている。

陣に屑魔石を嵌め込み使う。 術師が起動させることにより、屑魔石の小さな魔力でも稼働する優れもの。効果の継続時間は約5刻。

30キログでも軽々。


♢刺繍の錬成陣…布や革に錬成陣を描くのに適している。インクなどで描くよりも確実で長持ちする。

*使う糸やインクの種類や品質によって効果が変わることがある

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