表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/18

第八話


昨晩からの点検などで、

またピカピカになったポルシェティーガーは、

我が物顔で車庫に鎮座して居た、


昨日の会戦の結果は最終的にはこちらに傾いたらしく、

こちらが勝ったのだ、

ただ、実際は損害もでかかった、

殆どの残存車輌、九七式中戦車は歩兵支援のために残るが、

全てという訳では無いが、

次々と溶鉱炉に投入され、新型の甲二型快速戦車の為の資材に姿を変えるのだ、


すでにまた新型戦車の開発がまた始まって居り、

今度はいきなり飛んでのIV号戦車だそうだ、

その内ティーガー重戦車も作っちまうのでは無いか、と言うスピードだ、


「まぁ、悪くは無いが、主砲はどうするんだ?」

「25年式高射砲を載せるそうよ」

「7.5cmか、」


25年式高射砲、

史実で言う所の八八式7.5cm野戦高射砲を車載しちゃおう、と、言う訳だ、

恐らくは8cm高射砲を載せる戦車の為の実験が漂って居る、


「あ、そっちのピンをこっちに、」

現在は車庫にて足回りを組み立て中、

縦おきトーションバーもボルト一本まで分解して点検して居る、

おかげさまでこっちは寝不足だ、


ただ、

感謝してるのは同じポルシェでも、

マウスじゃなくて良かった事だ、

あれは色んな意味でヤバい、

そんな代物が転移して来たら真っ先に国防軍に売り払う、


「で、そのマウスが、これなのね、」

写真を見たラシルも黙り込む、


おっと、話がそれた、


ちなみに、エルン達はこの後国防軍司令部に御呼ばれされて居る、

今回の会戦の活躍とポルシェティーガーの見物会だそうだ

だから余計万全でなければならないのだ、

汚れたキャタピラ、車体を掃除し、

空冷エンジン、発電、駆動機構の点検、

そうでもしなければ、

国防軍元帥の顔に泥を塗る事になりかねない、


「サスペンション未だか?」

「「未だで~す」」

後一つのサスペンションがまだ組み上がっていなかった、


サスペンション内の泥や土汚れ、砂などをかき出し、

潤滑油を塗り込み組みたてる、

こんな作業では有るが、なんせサスペンションと言えど重いのだ、

やはり女子には重労働だった、


「「出来ました!」」

クチンとデニンの二人が一つのサスペンションを持ち上げる、


もう一度言う、

やはり女子には重労働だ、


二人が持ってきたサスペンションを慣れた手付きで車体に付け、

二つの車輪もはめ込む、


あとは、

キャタピラだ、

言っておくが、ポルシェティーガーのキャタピラは片方だけでも100以上はあり、

単純計算した片方のキャタピラだけでも約3㌧になる、


それを巻き上げ機の力も借りながら車輪に巻き付けていく、


作業が終了した時には既に朝日が顔を出そうとして居た、

全員がその場で息切れし、

その疲れた体に鞭打って二階の寝室(たった一部屋)にあがり、

敷いて有る布団の上に倒れ込み、

寝る、

とにかく、目標深度熟睡!の如く、

まるで深海のような静けさの睡眠時間が始まったな、


この際に起きたラッキーナントカはまたの機会に話そう、

何時までもグダグダブラブラやって居るとあっちから出演料やら、給料増やせだの、

とにかく面倒ごとが多くなる、

だから、ここで一旦切り、次話でやる、

やると言ったらやるのが作者航空母艦だ、

『ウソダ!』

部外者はだまらっしゃい!!


その後、

路地での死闘が繰り広げられたのは言うまでも無い、

いつか安眠妨害で訴えられそうだ、







次回へ…



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ