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第十四話



さて、

愈々国家関係が怪しくなる事が予想され、

戦力の緊急召集が急がれた、

出来るだけ多くの戦力をかき集める為だ、


勿論、ポルシェティーガーにもその知らせが届いた、

今回の紙にはあらかじめ担当渓谷がのせられて居た、

ポルシェティーガーは西のセカドゥ渓谷だ、

ファウト渓谷よりは広いが、やはり渓谷は渓谷だった、


険しい山路を、

輸送用の鉄道、わざわざ鉱山鉄道を借りた線路に揺られ、

ポルシェティーガーは枝やら葉っぱやらがかぶされた偽装をして運ばれて居た、

他もそうだ、

全員車内に居る為が、滅茶苦茶出鱈目に窮屈だ、

前二席にはもう二人追加の四人、

砲塔も一人追加の四人、8人全員が車内には収まって居た、


エルベニアはどうやら本気の様だ、

彼方の皇国軍国境警備隊に異常なまでもの戦力が集中し始めて居た、

そろそろ一個師団は突破しそうな勢いだ、

既に、攻城砲台の運搬車両の存在も確認された、

確実に首都を落とす気だ、

エルベニア側はどうやらその運搬車両を密かにこの国の二つの渓谷を通過させ、

首都の近くの平原に陣取り、

攻城砲台をその場で仕上げ、

首都を落とす、


何ともなめくさった作戦である、

しかし、その大胆さが今回は仇になるとは、

エルベニアは思ってもみなかったのだ、


既に大八洲国防軍の全戦力は二つの渓谷に集結しつつあったのだ、

渓谷の地の利を生かして、今回はダックイン戦術を敢行する、

つまり、側面から滅多打ちにしようと言う訳だ、

工兵がせかせかと穴を掘り、召集された戦車が入って行く、

単純な作業の繰り返しだか、今回は8cm高射砲なども投入された一大作戦である事が伺える、

準備は、着々と整われつつある、







次回へ…



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