プロローグ
「うう」
「うgふg」
変な鼻歌を歌いながら、釣りをする少年がいた。
「うう」
「うgふg」
「ふふ・・・きた!!!!」
「かなりの引き! 絶対逃がさない!!」
少年は、釣竿を立てて力いっぱい引っ張った。
ところが、釣り糸は張っているのになぜか抵抗がない。
「うえっ、根がかりか。」
釣竿を倒し、少しずつ引っ張っていく。
ズリズリ。
こころなしか、なにかがかかってこっちに来ている。
「やった!!」
釣り糸を切らないように、慎重に引っ張る。
バシャア!!
なんと、釣竿の先には人がかかっていた。しかも、子供だ。
「・・・いや、たべれる・・」
いやいや、食べれませんし生きてますし。
少年は、食べることを諦めてその子を家に連れて帰ることにした。