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違和感

【第一章その2 違和感 】


ティロリン♪ポケットの中から音が鳴る携帯の通知オンだ、早速俺は携帯をポケットから取り出し液晶に映し出されている通知を確認した。


[ヤブーニュース]

 7月23日第12新区にて殺人事件が発生、男性1人が殺害された模様、ナイフの様なもので背後から心臓を刺したを思われる状態で発見されました・・・


物騒な事件の内容が画面に表示されていた、


(昨日起きた事件か、どんな災害が起きてもこの様なニュースはずっと続くもんだな)


などと思ったりするが、

しかし人というのは殺人などか起きても身内ではなければ無関心なのが殆どだ、もちろん自分もその1人である。




携帯をポケットに戻そうとした時。

ティロリン♪また音が鳴る、

またニュースか?とめんどくさそうに携帯を確認する。

今度はニュースではなく、RINEの通知だったRINEの通知を見てふと思い出す。


数年前まではメールとかで連絡を取り合い相手がメールを見たとかわからい時代だったのに、

今となれば通知が来て内容を見たら既読と表示され、相手側に見たか否かがすぐに分かるようになっている。既読放置をすれば、なんか気まずいなとか思ったりするんだよな。


しなければいいんだけどね、でも返事返すのめんどくさい時とかあるしなぁ。


などとどうでもいい事を耽り RINEの確認をする、

志乃 絵乃加 後輩からのメッセージが届いてた

内容を確認すると


「こんにちはー☆今日学校終わりましたら、ご飯一緒にたべにいかないですか?

美味しいと有名なお店らしいですよ!

ということで決まりですね!いきましょう!

場所はサンコーロエリア付近です!

早めの返事よろしくですです

ではまってまーす☆」


ツッコミどころがありすぎて、ツッコみたくないな。

こんにちはでもいいけどおはようにしてほしかったな、

後ご飯行くの確定してますし、まず予定あるかの確認もしてない、サンコーロエリアって飲食店街だし付近じゃ分からんよ、などとついツッコんでしまった。


しかし今日の俺には予定があり可愛い後輩の頼みは聞かなかったのだ。


俺は RINEで志乃にメッセージを返す。


「悪い今日外せない用事ある、別の日でもいいか?」


送信っと、俺は返事を返し学校に向かう。


8時25分教室に着きといつも通りのギリギリの時間に席に付く、すると隣の席の男が声を掛けてきた。


「おっす、今日もギリギリだな相変わらず遅刻だけは絶対にしないよなお前?」


挨拶気味に声をかけてきた男に俺は答える。


「まあな、朝のルーティンさえ行えば遅刻なんてしないよ」


ちなみにこの男は友人の名前は阿理 学だ中学からの付き合いでよく遊んでる仲間の一人だ。


担任の先生が声を上げる。


「ホームルームの時間だ全員席に付け」


担任の先生菫 瑠璃の一声で、

自分の席から離れていたクラスメイト数名が席に戻り始める。


「ニュースを見たならば知ってると思うが昨日12新区で殺人が起きた、学校からも近いしお前らがよく行ってるサンコーロエリア付近だ。

殺人犯は捕まってないし素性も分かってない、危険ってのは分かったな、私や他の先生方が今日から見回りなどしているからな。

うちの生徒を見つけ次第その生徒には処分が降りるぞ、絶対近づくなよ。」


だるそうな声や適当な生返事が多方面から聞こえてくる、

その中の一人に勿論俺も混ざっている。


「ホームルームは終了だ科目の先生が来るまで大人しくしてろよ」と一言放ち菫先生がドアの方に向かい教室から出て行った。


相変わらずのオラつき具合で、しかし言動こそ怖いイメージを持つ先生だが実はかなり優しい人なのだ。


2年2組に進学して間もない時友人とキックボクシングごっこで遊んでいた時、空振った蹴りがカラーボックスに直撃し破損させてしまった事件がある。


菫先生にマジギレされると思いきや、一回目は許す次は殺すと言われ無事解放されたのだ。

あれ?これって優しいのか?


などと昔の思いでに耽っていると、ふとホームルームの内容を思い出す、


(12新区サンコーロエリアでの殺人)


志乃がご飯に行こうって言ってた場所だよな、

志乃は別のクラスだけどホームルームで伝えられてるはずだし、流石のアイツでも行かないだろう。


「なあ」


俺は声の出所に振り向く学が俺を呼んでいた。


「なんだ?」


俺が返事を返すと学が聞いてきた。


「お前絵乃加から飯の誘い来たか?」


やっぱり学も誘われていたか、俺、学、続いて志乃も中学からの友人だ、俺が誘われていて学ぶか誘われてないわけがない」


「誘われたぞ、今日用事あって断ったけど学はいくのか?でも今日は流石に無理だよな12新区での殺人があったことだし。」


学はそうだよなーと二回ほど頷いた、様子から見るとどうやら二人で行く予定だったのだろう。


「この状況じゃ流石に行けないな、先生方も見回りしてる言ってたしな、断りのメッセージ送るしかないな」


流石の志乃も今回は仕方ないと判断するだろう。


などと思っていると。歴史の先生が教室に入って来た。











◯新区とか説明がないのでわからないですよね。

主人公の名前は、あえて出していません。別に伏線とかはないです笑

話が進むたびに明確にはしていきますので次回にご期待ください。

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