表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/18

darkgame

「よし、じゃんけんでチーム決めようぜ。」

「おう!」

 中田剛志がそういうと、上崎健太が賛成した。

 他の人も賛成する。

 早速じゃんけんが始まった。

「じゃんけんポン!!」

 一斉に口をそろえてそういう。

 剛志と健太は同じチームになった。

これをチームEと名付けた。

「はぁ〜、なんでお前と一緒なんだし。お前とじゃたよりねー。」

 星野浩司は中木今太郎に向かってそういった。

 それを言われ、今太郎は少し悲しむような表情になる。

彼らをチームBと名付けた。

「まあまあ、いいじゃないか。」と、吉永平治にそう言われ、浩司は小さな音で舌打ちをした。どうやら了承したようだ。

「ふふふ・・・。」

 それらを見ていた、飯田修平は笑った。

 平治と修平は同じチームになっている。

これをチームCと名付けた。

 白井裕也は浩司と今太郎のことに一切興味を持たなく、地面に絵を人差し指で描いていた。

「何書いてんの?」

「髑髏。」

「うえ・・・。」

 原洋平は聞かなければよかったと思った。この後のヤミノゲームがより怖くなる。

洋平と裕也は同じチーム。チームAと名付けられている。

「髑髏はこう書くんだよ。」

 坂本陰がさらにグロく描く。今度はみんながひいた。

「そこまでリアルに描かなくても・・・。」

「え?あ、はい・・・。」

 栗原智紀にそう言われ書くのをやめた。そして、足で絵を消した。

 陰は将来画家になるのを目指している。しかし、絵はうまいが少々行き過ぎた絵を描くことがあるのでその時は止めている。

陰と智紀はチームDだ。

「よし、このチームでいいな?」

「イェスボス。」

 剛志がいいかと聞くとみんなは意味不明なことを言った。

「誰がボスじゃぼけぇええ!!!!」

 あはははは・・・・。笑いが飛び交う。

「じゃあ行こうぜ。」

 浩司がそういうと、今太郎は顔を青ざめた。足もがくがく震えだす。

 それに、陰が気づいてニヤニヤしだす。

「あれれ〜?今太郎まさか怖いのぉ??」

「こ、怖くなんか、怖くなんかないもん!」

 今太郎は幼稚な言葉を発し、今度は顔を赤らめた。

「ようちだな〜。」

「う、うっさい!!」

 陰は今太郎キレたのを見て、手を合わせた。

「へへへ、ごめんごめん。」

 今太郎の目つきが元に戻る。

「まず俺達からだな・・・。」

 洋平はそうつぶやいた。裕也もうなずく。

「じゃあ、いってくるぜ!」

「ちょいまちー!」

「早く来いよ〜!」

 洋平はあっという間に懐中電灯をもって向こうへ行ってしまい、裕也があわてて追いかける。そして、墓場に入った。

 そのとき、墓場のどこかでにやりと笑う何かがいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ