darkgame
「よし、じゃんけんでチーム決めようぜ。」
「おう!」
中田剛志がそういうと、上崎健太が賛成した。
他の人も賛成する。
早速じゃんけんが始まった。
「じゃんけんポン!!」
一斉に口をそろえてそういう。
剛志と健太は同じチームになった。
これをチームEと名付けた。
「はぁ〜、なんでお前と一緒なんだし。お前とじゃたよりねー。」
星野浩司は中木今太郎に向かってそういった。
それを言われ、今太郎は少し悲しむような表情になる。
彼らをチームBと名付けた。
「まあまあ、いいじゃないか。」と、吉永平治にそう言われ、浩司は小さな音で舌打ちをした。どうやら了承したようだ。
「ふふふ・・・。」
それらを見ていた、飯田修平は笑った。
平治と修平は同じチームになっている。
これをチームCと名付けた。
白井裕也は浩司と今太郎のことに一切興味を持たなく、地面に絵を人差し指で描いていた。
「何書いてんの?」
「髑髏。」
「うえ・・・。」
原洋平は聞かなければよかったと思った。この後のヤミノゲームがより怖くなる。
洋平と裕也は同じチーム。チームAと名付けられている。
「髑髏はこう書くんだよ。」
坂本陰がさらにグロく描く。今度はみんながひいた。
「そこまでリアルに描かなくても・・・。」
「え?あ、はい・・・。」
栗原智紀にそう言われ書くのをやめた。そして、足で絵を消した。
陰は将来画家になるのを目指している。しかし、絵はうまいが少々行き過ぎた絵を描くことがあるのでその時は止めている。
陰と智紀はチームDだ。
「よし、このチームでいいな?」
「イェスボス。」
剛志がいいかと聞くとみんなは意味不明なことを言った。
「誰がボスじゃぼけぇええ!!!!」
あはははは・・・・。笑いが飛び交う。
「じゃあ行こうぜ。」
浩司がそういうと、今太郎は顔を青ざめた。足もがくがく震えだす。
それに、陰が気づいてニヤニヤしだす。
「あれれ〜?今太郎まさか怖いのぉ??」
「こ、怖くなんか、怖くなんかないもん!」
今太郎は幼稚な言葉を発し、今度は顔を赤らめた。
「ようちだな〜。」
「う、うっさい!!」
陰は今太郎キレたのを見て、手を合わせた。
「へへへ、ごめんごめん。」
今太郎の目つきが元に戻る。
「まず俺達からだな・・・。」
洋平はそうつぶやいた。裕也もうなずく。
「じゃあ、いってくるぜ!」
「ちょいまちー!」
「早く来いよ〜!」
洋平はあっという間に懐中電灯をもって向こうへ行ってしまい、裕也があわてて追いかける。そして、墓場に入った。
そのとき、墓場のどこかでにやりと笑う何かがいた。