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祝い!!初ダンジョン 私の友達、サッカーボール

彼女顎に手を当て考え込んでいた、


「パーティーって嫌だなぁ〜。性欲盛り盛りの男女が踊って酔って暴れまくり、最後にはみんなで、大乱交みんなのアソコがスマッシュ◯ラザーズS◯X的なアレでしょ〜〜やっぱり嫌だな〜」


「ツッコミ所が多すぎだよ、まずパリピと各方面の方々に謝れ! それと、今ここで俺が指しているパーティーっていうのは簡単に言うとチームとかグループって言う意味!」


彼女は納得してそれなら構わないと、ナルとパーティーを組む事を承諾する。そこまでいったところでお互いまだ名前を教えてないことに気づき、彼女から教える。


「私の名前は寺岡みかん。 あだ名はミシェールターノカリ・ボーゼンカノ・テクノポップ・ショウイーって呼んで!」


「あだ名がおかしすぎるなだろ! 簡単に寺岡でいいでしょ。 あと、俺の名前は高月ナル。ナルって呼んで!」



「オーケー 、 ア○ル!」



「殺すよ!」ナルの怒りをぶつける。


そんなこんなでギルドを出て、街の木製ベンチに座り二人は色々これからについてなどを話した。そしてナルは寺岡もナル同様に東大を目指している事を知り、さらなる親近感を感じることになった。それから10分後、寺岡はある質問をナルにぶつけた。


「ねぇ、なる君、パーティー組んだ後って何するの?」


「一緒にダンジョン行ったり、一緒にモンスターと戦ったり。」



「ナルの答えに対してみかんが不思議そうにかへす。」


「でもそれって一人でもできるよね?どうして、一緒にやる必要あるの?」


ナルは困った顔して


「偏見で物を言うけどさぁ、寺岡って中学の時友達いなかったでしょ。


みかんは顔を紅潮させながら必死に否定する。


「私にだって友達ぐらいいたわ! 波平の髪の毛の数ぐらい。」


「それってほとんどいなかったって意味だよね!ていうか、一人だけだよね。」


みかんは不満気な顔をしながら、


「一人でもいたのは事実だよ、あいつはいい奴だった。無口で丸っこい奴だったけど、いつでも私の側にいてくれて所々、黒くて他は白。いつも休み時間になると、男子達に蹴られてたなぁ〜〜。あれはいじめだったのだろうかぁ?」



「いや、それ友達じゃなくて、


サッカーボールだろ。



ボールは友達!みたいな奴か⁈


お前はキャプ◯ン翼か⁈



ていうか、それなら波平の髪の毛の数すら無い。ただのハゲじゃねぇか! 」




みかんは俯き、拳を握り体を震わせ、髪を逆立て


「ただのハゲだと…? ク○リンのことか… ク○リンのことかーーーっ!!!」



それから2人はダンジョンへ向かう為、ギルドへ向かうことにした。一番近くのギルドは先程の事があるので、街の北側のギルドに行くことに二人は決めた。歩いている間も、2人は話している。すると、みかんが


「そういえば、私達のパーティー名はまだ決まってないよね、どうする?



尻迷けつめいの騎士団》


っていうのはどうかしら?」


ナルは


「パクリはやめろ!」


みかんは次の案を考える。そして提案する。



「偏差値38の劣等生の俺が電脳世界で不良に絡まれていた時、黒髪美少女に助けてもらって、その方の下僕になった俺の青春ラブコメは間違っていると、妹に言われてやっぱり妹さえいればいいと思ったが、やっぱりダンジョンに出会いを求めたいので、妹をころし転生させたらスライムだった件



これでどうかな、自信作よ!」



「長げーよ、ラノベのタイトルかッ、つか意味わからんないし。



結局、名前が決まる前に北のギルドに到着し、名前に関しては保留となった。


北のギルドの中に入ると、そこは東のギルドと大差はなかった。中のインテリアも、西洋風のオシャレな赤とオレンジ色の壁が目立つ。


ナルとみかんは、クエスト掲示板を見やっていた。

掲示板には何十もの紙が貼られていて、そこに情報が示されていた。



一番上にクエスト名、次にクエスト目標、目的地、制限時間、最後に必要標準偏差値が書かれていた。



《地獄の谷 討伐 100体モンスター》


目標

100体のモンスター(問題)が現れます。全て討伐(解答)してください。


目的地

始まりの街の西の外れにある峡谷


制限時間 無制限


必要標準偏差値 56〜58


みかんが提示したのはこれだった。







ナルは不満でした。何が不満かというと、偏差値に56以上必要な為、自分にはまだ早いと思ったからです。

その旨をみかんに伝えたが、みかん曰く、自分の偏差値にあわせたモンスター(問題)ばかりと闘うのはよくないらしい。だから、このクエストに決まりと、半ば強引にミカンは決めた。


ナルはブツブツと文句を言い始める。


「嫌だなぁ〜嫌だなぁ〜 地獄の谷かぁ〜俺はなぁ〜谷は谷でも、女の子の谷間がぁ、いいなぁ〜。」


ナルはその後も文句を言い続けていると、ミカンの様子が変わった。彼女の周りから赤いオーラが放たれそして、周りのものが揺れる。机の上の物が、かべに貼られているものが、揺れる。


そして、ミカンは殴りかかった、ナルに。顔面目掛けて拳が一直線に飛んだ。ナルは吹っ飛ばされ地面に倒れる。ナルがミカンに抗議すると、ミカンが恥ずかしそうに胸のあたりをおさえながら、述べ始めた。



「ナル、谷間とか、おっぱい、とか胸に関することは言わないで!」


ナルは全てを察しました。彼女はとても貧乳なのです。それがとてもコンプレックスなのでしょう。だから、あまり胸のことに話題を触れられたくないのでしょう。 ナルは全てを理解し彼女に励ましの言葉を送りました。




「 寺岡、ちぇすと‼︎(意味 鹿児島のがんばれ) 」


「チェストだと〜⁈ (意味 英語で、胸やバスト)


この、確信犯ガァァァァァ‼︎‼︎ 」


ミカンはナルに飛びかり。彼を背負い、投げました。そこから、マウントを取り、彼をタコ殴りにしました。


その後、彼の姿を見た者はいないと言う……終わり。




「勝手に嘘のナレーションつけんな!それに、まだまだ終わらせねぇよ!」





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