別れ そして出発。 ヒー○クリフには気をつけろ!
部屋に戻り電脳仮想世界に行くための準備を始める。小中学校のように学校まで通う必要はないが、自由というわけではない。例えば、1日のログインは最低5時間とか、一ヶ月の勉強ノルマがあり達成できなければ補習があるなどなど。他にも制約が山ほどあり大変だか、3年間続け、国の提示する基準に達すれば、卒業できる。そして大学受験資格が与えられる。
ナルのいま現在の夢は東大に入り勉強し、5年前にで「学びの楽園」で出会った女性のように、賢く強くなること。
その為、ナルはこの5年間塾に通い勉強した。
「でも、お兄ちゃんは、なんの成果も得られませんでした‼︎的な状態ですけどねー。」
妹のナナがなるの部屋にいた。いつの間にか部屋に入ってきたのだ、ついでにナレーションにも。
「邪魔すんなよ!てか何の用?」
ナナはにっこり笑いながら、ベットの上でフルダイブ型ヘッドギアの準備をするナルの横に来て地面に座りそして
「お別れの挨拶と色々忠告に来ました。 お兄ちゃん、これから言う事は絶対に守ってください。まず、友達は大切にして下さい。それとどんなにあちらの世界で最強なっても、イキらないでください。あとヒー○クリフみたいな名前のスカした奴が現れたら、真っ先にぶった切ってください。そいつは悪いやつなので。では、頑張ってきて下さい。」
「あのさ、今から勉強しに行くだけなんだけど、ナナの発言からして、俺が某デスゲームに行くみたいになってるじゃん!」
ナナは首を傾げ、おかしいなぁと言いたげな顔を見せ、
「某ですげ〜む? SA○のことですか?」
「○の位置がOの所にあるから、隠しきれてねぇよ!」
そんなこんなで、ナルは出発します、学びの楽園へ。
ヘッドギアを頭に装着し、適切な順番でヘッドギアの頭部のボタンを押して最後に耳元についているギアを回しながら叫ぶ。
「 バッコーイーサンデー」*意味はない。
叫ぶと、ギアが起動し始めガチャンガチャンと機械的な音を出し始める。感覚どんどん奪われていき眠気のようなものに襲われる。最後に聞こえたのは
「その掛け声…ダサ。」 だった。