表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/10

10-損切りができないおじさん。結局、長編を書き切ってしまう

軽はずみで始めた初めての執筆。あれほど小馬鹿にしていた「なろう」に対し、いつの間にかガチになりあの手この手で攻略しようと試みるも、見事に玉砕。さっさと諦めて、筆を折れば良かったのに損切りすることもできず、執筆を続けた作者。


有象無象の埋没作品と化した作者の処女作もいよいよ完結が近づいてきました。当初作ったプロットは途中変更を加えつつも、物語の結末へと確実に向かっていきます。

徐々に名残惜しいという感情が湧いてきました。キャラクターたちにも愛着が湧いてますし、物語が終わってしまうのは寂しいものです。

アニメの最終回を迎え、来週にはもうこの娘(・・・)たちには会えないんだと思うと悲しくなるのと似ています。もっとも、アニヲタおじさんの場合は再来週にでもなれば新しい女の子達に浮気して、ブヒブヒと喜んでいるんですけどね。


処女作の執筆を終えてから、数か月後。ストックが尽き、いよいよ最終話を投稿。大の活字嫌いである作者がついに二十万文字超の長編を完結させたのです。


俺「神様、ようやく完結まで漕ぎつけました」


神「ようやったのう。あの読書もろくにしないお前さんが半年間も執筆に取り組むとは。陰キャ、童貞、センス無しと三拍子揃ったお前さんにしては上出来だ」


俺「まぁ精神的にはだいぶすり減った時期もありましたけどね。あと、センスが無いは余計ですよ」


神「それは事実じゃろ」


俺「うーん、ポイント数が悲惨なのは事実ですからね」


神「そうそう、ポイント数といえば完結ブーストというものを知っているか?」


俺「聞いたことはありますけど……」


神「如何程のものか、ログインして確認してみなさい」


最終話の投稿を終えてから数日後。作品ページに飛んでポイント数を見ると仰天。


まさかの五桁台!

はい、嘘です。三桁台です。

最終的に140pt程度の評価となりました。最終話直前と比べると六割増。

元々のポイント数が低かったため、六割増えてもゴミのような数字に変わりありません。とはいえ、完結ブーストの効果は抜群です。

ポイント数以外にも、PVの増加も著しいものがあります。今までは一日最大で200PV程度だったのが、完結当日には2000PV超えを記録しました。


この完結ブーストの正体は何なのでしょうか?

みなさんご存知だとは思いますが、完結作品はトップページの完結作品の欄に長時間残り続けます。

新着小説が3分と持たずに一覧から流れてしまうのに対し、完結作品は20時間程度もトップページに居座るのです。


俺「あっそうだ(唐突)毎話投稿するごとに完結にして、後日連載を再開したら、毎回完結ブースト使えるんじゃね?」


神「バカじゃなあ…… そんな、なろう異世界のご都合チートスキルみたいなものがあるわけなかろう。システム的な穴はとっくに対策されておるわい」


俺「ぐぬぬ、残念……」


絶大な力を発揮する完結ブーストは、一作品につき一回限り。

例えるならアレです。ロウソクが燃え尽きる寸前に大きな輝きを放つというアレですよ。実際に見たこと無いけど……


しばらく更新が止まってしまいごめんなさい。

最近投稿していた渾身(自称)の長編をエタらせるという決断を下し、すっかり「なろう」にログインする気力が失せていました。

500時間かけて執筆した長編が全く評価されないという事実に心を痛め、病んでおりました。

この話についても、近いうちにエッセイで紹介しようかと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ