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夕焼け色  作者: 飛行機雲
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1話

小説初心者ですがお読みいただければ幸いです。

君を思い出そうとすると出てくるのは夕焼けとその日差しに照らされた金髪。名前も姿も思い出せないのに、何故かそれだけが鮮明に思い浮かぶ。君への想いに気がついた18回目の夏、私の時間は動き出す。


ようやく夏休みになった7月下旬、勉強の休憩に私は近所の桜木橋に来ていた。目的は君と見た夕焼けを見るため。見たら君を思い出せるかも、と来てみたが思い出せそうにない。忘れないようにスマホで写真を撮った。まったくといっていいほど人通りのない橋の上にシャッター音が響いた。こうしていたら夏休みが終わる頃君に会えると密かに願掛けをし、晴れの日は必ず来て写真を撮ることにした。そんなことを1ヶ月近く続けて夏休み最終日、今日は橋の上に先客がいる。不安と少しの期待を胸に向かってみたがその人は私に気づくとすぐに反対側へ走っていってしまった。気にはなるが早くしないと陽が沈んでしまう。写真を撮り終えた頃にはもう、その人はいなかった。結局記憶の中の彼には会えなかった。期限を卒業式の日までに伸ばしもう一度願掛けをし直す。もう陽は沈み暗くなった空をもう一度撮った。その日の夜、私は久々の学校を少し楽しみにしながら眠りについた。

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