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怠け者の王  作者: 田中 太郎
6/8

落ちこぼれで怠け者の王の場合

どうも田中 太郎です

誤字脱字があればご報告よろしくお願いします!


「おーい!ザルト!そろそろ3年だぞ?進路は決まってんのかー?」


ザルトの悪友のニックがニヤニヤしながら、近付いてくる。


「進路?笑わせんな!決まってるに決まってんだろ?」


ザルトの自信たっぷりの発言にクラス全員が注目をする。


「実家に帰って、畑でも耕すさ!!」


ザルトの一言で、教室は爆笑の渦が起こった。


「流石は<落ちこぼれ>だなー」


「怠け者で落ちこぼれって終わってるな」


「まぁ国の為にしっかり耕せよー」


クラスメイトの心無い発言にも、構わずにザルトは、ニックと話を続けた。


「やっぱりそうなるのか。」


「まぁ俺には、剣の才能も魔法の才能も無かったからな!だけど、卒業までは何とか頑張るさ!」


悪友のザルトの自虐的な発言に苦笑いをしながら、ニックは残りの1年をしっかり楽しもうと決意した。




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