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アズサの場合
どうも田中 太郎です
誤字脱字があればご報告よろしくお願いします!
「アズサ!これでお前は、我が家の技は全て覚えた。時期当主はお前しかいない。」
威厳のある父親がアズサへ免許皆伝と時期当主だと言うことを伝えた。
「申し訳ないが父親!!私は当主になるわけにはいかないのです。」
「何だと!!お前と言う奴は血迷うたか!」
娘の爆弾発言にいつも冷静な父親が、目を充血させて迫った。
「私が今まで一生懸命に技を磨き、覚えてきたのも、我が王の為だったのです。」
「王?王だと!?この国の王なんぞに忠誠を誓うと言うのか!?」
「この国の王なぞに忠誠を誓う訳がありません。新しい王です。そろそろ始まるのです。新しい国造りが。」
娘の新しい王という話を聞いて、父親は頭を悩ませた。
「私は、今から王の為に組織を作りますのでここで失礼します。」
それ以降アズサは帰らなかった。