空の世界へ
遅くなってすみませんでした。もう少し早くします。
僕は今気球に乗っている。
とても気持ちの良い風が吹いている。
良い感じに気球がバランスを保っている。
このゲームのクリア条件は100体の敵を倒せ、という
クリア条件だった。
運転するのは山上に任せ、那緒瀧は周囲の確認、
田宮と僕はクロスボウや爆弾などの武器で敵を倒す
重大な役割だった。
しかし、
今このバルーンファイトをしていて
不安に思う点が3つある。
一つ目はもし敵にやられてしまった時自分の体は
どうなってしまうのかが一番不安に思う事だ。
二つ目はコンティニューができないかもしれない点だ。
3つ目は現実の時間は進むのかどうか知らない点だ。
でもそのような悪い方向ばかりを思ってしまうのは
ダメだと思い、僕は那緒瀧(瑠伊句)に話しかけた。
「これからどうする? 」
「まずは布生地で出来ているあの気球、僕たちの気球
に積んでいるクロスボウや、爆弾などで撃ち
落とそうよ。」
「そうだな、あのレベル1って表示されているの気球を倒してからどうするか考えよう。」
ピシュン・・・と大きな音を立て敵の気球のかごの部分に刺さった。
「当たると思ったのにな。」
そして相手が反撃に弓矢を放ってきた、しかし
山上(良知)が上手に気球を運転し何とかかわしてくれた。その時はすごく安心した。
「ありがとう、良知。」
「当たるかと思ったよ。」
それから田宮が、「俺が撃つから代わって。」
「わかった、田宮頑張れ! 」
クロスボウを手に取り敵の気球を狙い田宮は集中している。
ピシュン・・・「お、敵に当たったぞ! 」
それから100発百中に敵の気球に当てていく田宮は
先生と呼べるぐらい上手くなり、もう敵を50体
倒していった。
那緒瀧(瑠伊句)と山上(良知)が、
「この調子ならもうこのゲームはクリア
出来そうだ。」
僕たちは良い雰囲気だったが、天気がだんだんと悪く
なり、そんな気分を裏返すように激しい雨が降ってきて、さらに雷も落ちたりしていた。
4人が「これはまずい! 雷に当たると危ない。」と
思った時だった、
ドーーーンと僕たち4人の気球は雷に当たり、地上へ
と落ちていった。
気がつくと落ちる前の天気が悪くなる前の状態に戻っていた、