表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の魔女の探しモノ ーmemoryー  作者: 夜虎
呼び出しは告白とは限らない
15/37

やっぱり自分の部屋が一番

自分の家の自室に戻って、やっと空気が吸えたような気がした。

あの家は全体がやたら豪華だから、トイレに行くのも緊張してしまった。

ベッドに思いっきりダイブして、一気に息を吐く。


「生きた心地がするってこのことを言うんだなー」


ハッキリ言うと、あの家に行ったところから夢なんじゃないかと思った。

あんな豪華な家を見たのは初めてだし、そこで話したことは魔女とか異世界とか、ファンタジーな話だったし。


「それに、まさか天使も魔女だったなんてなー。

記憶消すとか言ってたから、薄々勘づいていたけど。

後、鈴木先生も仲間らしいし。

あれ? でも和田さんは気を付けろって言ってたな。仲間なのに?」


彼女の話が終わり家に帰ろうとすると、彼女に引き留められて言われたのだ。


『小林 あかりと鈴木には気を付けて。特に鈴木とは二人きりになっちゃダメ』


あれはどういう意味だったんだろう?

まあ、いっか。


机の上のスケッチブックを手に取って、ベッドに座り、絵を描き始める。

今日は豪華な寝室と和田さんだ。

まずは一番大きなベッドから描き始めて、次に和田さん。

さらに装飾品を描いていって……。


「あれ? なんかおかしい?」


少し違和感を感じて、動かしていた手を止める。

描いている途中のスケッチブックを持ち、腕を伸ばして遠くから見る。


「やっぱり少し違和感があるなー。あまりこんな豪華な部屋は描かないからかな?」


目を細めてもどこがどうおかしいのか分からなかった。

僕はスケッチブックを閉じて机に置く。

そして、身体の力を抜き、ベッドに倒れ込んだ。


「疲れた。頭を使いすぎたよ」


起きたら夢でした。とかならないかな?

僕は訪れる眠気に身を任せる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ