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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

私の人生

作者: ゆるクラゲ
掲載日:2026/03/17

あれ?

ここはどこだろう。

私は…………




誰だっけ?



目の前が真っ白でなにもない世界だな。

何をしてたんだっけ?

一つずつ思い出してみよう。



私はまず、誰だっけな。

父さんと母さんがつけてくれた名前。

確か、華やかさや生命力を表したかったみたいなことを、言っていた気がする。

あぁ、思い出した。私の名前の一文字めは……"紅"だ。


二文字めを思い出してみようかな。

確か、父さんと母さんはこんなこと言ってたっけ?


「苗字に入っている、雨とかそうゆう音にたくさん触れる時間がある、音が好きな子に育ってほしいな〜とか言ってたな〜」


「あぁ、そうだな。優しくて、強い子に育ってほしいと願ってこの名前をつけたんだ」


とか、そんなことを言ってたな。

あぁ、そうだ二文字めは"音"だ


"紅"と"音"。


二人は苗字を連想して、私の名前をつけていた。


「苗字に入っている"雨"とか………」

母さんが言っていたから、雨は確定だけど……もう一文字あった気がするな。

雨……音……時間………





あぁ、思い出した。私の名前は……時雨しぐれ 紅音あかねだ。





次に私は何をしていたんだろうか。

まずは、私は中学生だっけな。確か三年生。


私は中学校に行って友達と話していたっけ?


「紅音ー!」

私の友達の栗原くりはら 柚月ゆずきだ。

私はいつも学校に着くと、必ず柚月と話していたんだ。


「ねぇ、今日の宿題やった?」


「うん、やって来たよ。」


「うわ、真面目すぎ。私はやってきてなーい」


毎日そんなくだらない話をしていたんだったっけ?


そして、授業が始まって数分後。隣の席の柚月は夢の中。

そして、いつも先生に怒られてる


「おい!栗原!起きろ。授業中だぞ?」


「んう……。先生うるさい。私の睡眠の時間奪わないで……」


その言葉にクラス中で笑いが起きたっけ?


「あのなー、栗原。数学の時間は睡眠の時間じゃないんだぞ?だからこの前のテスト、4点だったじゃないか。」


「点数で起こすのはずるい」


その言葉にまたクラス中で笑いが起きた


昼休みになって柚月と図書室に行ったんだっけ?

確か、柚月が返却期限2年半前の本を返すーとかなんとか言ってたっけな


「うー。先生に怒られるー」


「自業自得」


「ねーえ。天才で優しい紅音ちゃん!」


「な〜に〜?おバカな柚月ちゃん」


「一緒に怒られて………」


私は確か苦笑いしながら、いいよって言ったんだっけな。


昼休みが、あと5分で終わるから戻ろうとか話してた時……あれ、この後なんだっけ。


頭が痛い。


体が痛い。


お腹あたりが温かい。


血が流れている気がする。





あぁ、そうだ。思い出した。

あーあ。

思い出したくなかったな〜。

痛かったな〜。

まだ、柚月と一緒にスイーツ食べたかったな〜。



あの時、床が大きく揺れたんだっけ。

そしたら、柚月の後ろにある大きい本棚が……倒れて来たんだっけな


柚月が気づいてなくて。

私、体が勝手に動いたんだっけな〜。

柚月を押して、柚月を庇ったんだっけ。


その後も揺れが続いたんだっけな。


柚月大丈夫かな。


怪我してないかな。


生きてるかな。



あれ?柚月?なんで、いるの?


早く逃げて。


あれ?先生?と誰。

あぁ、レスキュー隊の人か。


そんなに、泣かないでよ。柚月。


目の前で好きな人が泣いてる。


世界で一番、大好きな人が私を見て泣いてる。


血がどんどん抜けているのがわかる。

もう、助からないな。


運、悪いな〜。

なんで、よりによって……木の破片がお腹に刺さったんだろう。


でも、この人生に悔いはないかも。


好きな人守れてよかった。


これは、私の物語で。


これは、私の……



人生だから

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