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⑺『回想録という文字列』

⑺『回想録という文字列』



まだ先の事を、考えて居る余裕はない。ただ、眼前の事象を、事細かく、そのディテールに拘って、執筆して行くのだと、自己に言い聞かせながら、回想録は、書かれるのであると、神は俺に、そんな無理難題を押し付ける。



どうしろというのだ、何が何だというのだ、分からないな。しかし、事は運び、俺は坩堝に居て、狂った洋に執筆して居るのであるからして、であるからして、回想録はずんずん、進んで行くことが、自明の理、なのである。



訳が分からないよ、どうしたら良いんだよう、という声はかき消され、文字列の中に、俺自身を標榜して、進めて行けと言われるようで、どうしようもない。どうしたら良い、俺には回想録を書く以外、分からないんだ。

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