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遠くへ

作者: 窪宮彩

ゆっくり、ゆっくり。

あの頂点までは、周りの景色を楽しんで。

楽しい時は、本当に一瞬で通り過ぎてゆくから。


風が気持ちいい。

ここからの眺めは、絶景だ。

鳥は毎日こんな景色を見ているのだろうか。


お、あともう少しで頂点だ。

到着。

随分遠くへ来てしまったな。

ぼくは、空へ向かって微笑んだ。


ホント、楽しい時は一瞬だ。


ごろごろごろ。

石が転がり落ちるように、

あっという間にぼくは落ちてゆく。


さっきの頂点までの道のりが嘘のよう。


すごいスピードで落ちてるのに、

心は不思議と穏やかだ。


思えば随分遠くへ来てしまった。

あの頃の何も知らない自由な自分に戻りたい。


今度こそリセットするのだ。

さぁ、もうすぐゴールが見えてきたぞ。

あの光に今度こそ飛び込むぞ。


どこまで行くのか誰にも分からない。

行先不明のジェットコースター。

あなたは乗ってみたいですか?

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