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ゲーム制作会社の人たち。

ストレス解消方法は人それぞれ。

作者: 青柳

8本目です。良ければ見てやってください。

※今回はさわのん視点です。

ストレスチェックは年一くらいでやってたような?やらない企業もあるかもしませんが、大体やってるはず。


「ストレスチェック、やっといてね」

と、たかしーのやる気なさげな声に本番環境の見守りをしていた俺は振り返った。

あ、俺は沢野です。さわのんて呼んでね。


「ストレスチェック?そんなんやってました?」


「‥‥えーとね、優良企業は大体やってるらしいから今年からうちもやるんだって、さっき総務からメールきたの」

と、たかしーが言えば、里見さんもえー?めんどーって声を上げた。


「ストレスねー‥‥そんなんどっかで解消すりゃあ良いけどね」


「‥‥犯罪行為はやめてね」


「あらやだ、たかしーったら、私がそんな通り魔的なことやるわけないじゃない」

たかしーが言ってた総務からのメールを眺めてると物騒な単語が飛んできても、たかしーは呆れるだけ。


「そうね、サトミさんなら完全犯罪しそうね」


「大丈夫ですよーやると思ったってインタビューで答えればいいんですよね」

何故犯罪行為が通り魔的なものに限定されているのか謎だけど。


「失礼なーじゃーさわのんのストレス解消ってなに?」


「‥‥そうですね、シューティングゲームで撃ちまくることですかね。嫌味な上司を思い浮かべながら」


「なんだろ、地味に嫌だわ、それ」


「‥‥‥あれ?俺大丈夫かな?」

サトミさんに引かれつつ、心配そうなたかしーの言葉に首を横に振る。


「たかしーじゃないんで大丈夫ですよ」


「あ、そう?それなら良いけど」


「因みに里見さんは?」

俺のストレス解消方法に引くくらいならサトミさんは健全なストレス解消をしているんだろうと思ったら斜め上の回答が飛んできた。


「え?嫌味な上司をモデルにしたBでLなストーリーを提供してる」


「いや、誰によ‥‥」

俺も引いたけど、たかしーも引きながら聞けば、なんて事のない表情の里見さんが、友達ーと言いました。


「‥‥女子こえー」


「‥‥‥それって、腐ったお友達?」


「まあ、そうだねー‥‥いつから腐ったんだろう?」

里見さんが首を傾げるけど、俺たちに分かるはずもなく、これ以上聞くと闇というか沼が深そうなので、無理矢理話題を変える事にした。


「それより、たかしーのストレス解消方法は?」


「え?あぁ‥‥‥犬に愚痴って、慰めてもらって、散歩に行くかな」


「「わーめっちゃ健全」」


「たかしーってさ、厨二病完治してるタイプ?それとも奇跡的に罹患しなかったタイプ?」


「軽傷タイプじゃない?木林さんみたいに今も絶賛罹患中じゃないだけで」

というか、ストレス解消方法で厨二病の罹患歴を確認するのはどうなのかと、若干思えば、里見さんがなんかつまんない、と言い出した。


「君らってさー俺のこと上司とは思ってないよね?」


「「最高の上司だと思います」」

取ってつけたように2人揃って言えば、どうでも良いからさっさとストレスチェックやっといてーと言ってたかしーはため息を吐いて、チャットにストレスチェックのURLを送信してくれたのだった。

今回の語り部:沢野=さわのん

部署内一?のゲーマー。

シューティングゲームが一番好き。


その他の人達

サトミさん=里見さん

本人は雑食なだけで腐ってないらしい。友人への話題提供に関しては嫌味な上司の容姿等の情報は伏せているらしい。事細かに語ると疑いの目が向くからそこまでは言わないらしい。


高階=たかしー

若干上司と思われていない気がしてきた。ストレス解消方法は2人に比べて健全すぎてつまらないと言われて凹んだのは内緒。帰宅後愛犬達に癒されまくったらしい。

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