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愛の花、その香り―  作者: 深崎 香菜
第二部 大学生
22/34

20 ~サークル Side Aika~

 春になったおかげで動物達が冬眠から覚めるかのようにして、奴らも活発になったのだろう。

 階下(した)でイニシャルにGがつくアイツが出たと大騒ぎしている愛花の声をイヤホンで塞ぐ。

 本当は読書の時に気が散るから音楽は好きじゃないのだけれど愛花の絶叫よりはマシだと思う。

 あれはあれで可愛いのだけれど。


 今日は特に課題も出ていないし、ゆっくりと読書に集中することが出来る。

 大学に入ってからいろいろとバタバタとしていたためにこういう時間はとても貴重に感じられた。

 電気は机のスタンドだけつけ、静かに本を読む。これがあたしのスタイルで一番落ち着く形。

 今夜は少し暑いから窓を開けていて吹き込む風が心地よかった。


 ほんの数日前までは左手に重みを感じたページもいつの間にか右手に重みを感じようになった。

 あと少しかぁ、と思うとどうしてだろう。毎回寂しく感じる。

 けれど分厚い本だと読み終わったときの爽快感はたまらないし、そこまで分厚くない文庫本でも誰かに感想をぶちまけたいという衝動や、興奮は抑えられない。

 中身が面白くても、面白くなくてもそういった事になる。だから読書はやめられない。


「はぁ…」

 小さくため息。

 途中までは面白かったものの、最後の最後で少し残念な気持ちになる。といった終わり方。

 少し消化不良な感じもするけれどこれはこれでよかったのかもしれない。

 あたし自身の恋愛感が歪んでいる為に、恋愛小説は避けていたのだけれど今回は幽霊に恋をしたという内容が気になって読んでみた。

 それも生前を知らない相手。なのにどうして? というのが面白かったのだ。

 けれどやはりどこか違うラスト。あたしにとっては消化不良だけれど普通の人からすればいいラストだったんだろうな、と思うと自然と苦笑いが浮かんだ。


 イヤホンを外すと騒がしかった声も聞こえない。

 もしかしたら気づかないうちにみんな寝てしまったのだろうか。

 と、いうことはあたしどれくらいの時間ここにいたのかしら。


 階段を下りるとリビングだけ明かりがついている。

 時間はまだ夜の十時を廻ったところだし、みんなでテレビでも見ているのかもしれない。

 それにしては静かだなぁ、と思いながら顔を覗かせると愛花しかいなかった。

 テレビを見ているのか寝ているのか…。

 けれど机に突っ伏しているということは眠っているに違いない。

 冬と違って気温は上がっているといっても転寝はよくないし起こしてベッドに連れて行こう。

「マーナ、そんなとこで寝てないで起きなさい」

 声をかけるとビクっと飛び上がりこちらを見る。

 眠っていたわけではないようだった。

「ぁ、アイちゃん、読書は終わったんだ!」

「うん。さっきね。何してるの?」

「レポートだよ!明日提出なの忘れててー、えへへ」

 ナルホド。

 愛花は顔を近づけて文字を書くクセがあるから眠っていたように見えたのかもしれない。

 パソコンで打てばいいのに、愛花は機械がほとんど駄目でパソコンなんて電源の入れ方さえわからなかったとこの間言っていたくらいで書くほうが早いと言っていた。

「ごめんね、遠慮させちゃったね。別にいいのに、横でやってても」

「あ、いや…アイちゃんすっごい集中してたし、ね」

「変な遠慮しないでって。みんな寝ちゃったの?」

「うん。二人とも明日早いんだってさ。」

「そっか。あ、コーヒーでも淹れる?紅茶だと目はさえないでしょ?」

「いや、もう終わるからいいよ! アイちゃんお風呂まだでしょ? 入っておいでよ~」

「ん、わかった。じゃあ入ってくるね。一緒に入る?」

「ば、馬鹿!!!」


 少し愛花をからかって笑う。

 顔を真っ赤にして机へと向かう姿が可愛く、またさらに笑いがこみ上げてきた。

 笑っているとにらみつけられたけれど赤面したままだと迫力も何もない。

 声を上げて笑うとぽかぽかと叩かれたしまった。

 愛花の怒りを静めるのに額にキスすると叩いていた手がそのまま停止し、沸騰したように顔を真っ赤にした姿を見て吹き出してしまう。

 これ以上笑わないのは無理、といい浴室へ駆け込んだもののしばらく笑いが止まらなかった。




 翌朝、学校に着くなり愛花は用があるといって友達を追いかけていった。

 その姿に少し嫉妬心を抱きながらも1限から違う授業だったし一緒かなぁ、と諦めることにした。

 こちら1限の授業は必須単位でもなければ、内容はいつも同じ様な物で後からいくらでも取り返すことができる。それなら新しい小説でも読もうかなと大学の中にある図書館に寄ることにした。

 昼過ぎになると就職活動をする先輩たちでいっぱいになり本来静かであるはずの場所がにぎわってしまう。

 それだと本選びも落ち着かない為、あたしは朝を好んで利用していた。


 いつもは8時前には開いているのだけれど、今日は珍しく鍵が閉まっていた。

 もう少しだけ待って開かないのなら今日は諦めよう。

 手に持った小説に視線を落としながらそう思ったときだった。


「お。また発見。おはよう!」

 学内は決して狭くは無い。だからきっとこれからずっと接点がないだろうと、そう思っていたあの声が脳内に……いや、目の前で聞こえる。

 顔を上げると予想的中。昨日教室にいた先輩がそこにいた。

「お、おはようございます。」

「その本読めたんだ。どうだった?」

「あ、え、……なんというか、帯とかあらすじ見たときはすっごく引き込まれたし、読んでる途中もすっごくよかったんですけど」

 普段なら絶対無視する。

 なのに昨日読み終わった本の感想を誰かに話したい。その欲求が強すぎたのか、口が勝手に感想を述べ始める。

「最後は微妙?」

 勝手に動き出した口がぴたっと止まる。それはあたしの感想を当てられてしまったからだ。

 いや、けどさっきの言い方だとそうとられても普通かもしれない。

 わけがわからず先輩の顔を見た。

「ここ、見てみて」

 裏表紙を開き、貸し出しカードを指差される。

 そこには昨日教えてもらった「佐藤」という苗字が二つ並んでいた。

 先輩は「あ」と声を漏らすと、新しい日付の方の「佐藤」を指差した。

「俺、こっち。もう一つは兄貴なんだ。最初兄貴になんでもいいから借りてこいって言われてたまたまあったこれ渡したんだ。あまりにも絶賛するから読んでみたってわけ」

 “佐藤 和輝”と書かれた少し見づらい字を見て、もう一度視線を戻す。

 ということはこの先輩は本の内容を最初から知っていたという事か。

「中身知ってたんですね」

「そういうこと。で、どうだったの?」

「先輩の言うとおり、あたしはこの本の結末は好きではなかった。微妙だなって思いました。なんだか、」

「消化不良?」

「そう、そんな感じです。けど、不思議です。こんな風にこの結末を喜べないのはあたしだけだと思ってた」

 そういうと佐藤先輩はニヤリと笑い、自分の性格はとことん捻じ曲がっているからと言った。

 つまりはあたしの性格も曲がっていると言う事になるんだけど。

 反論しようとしたけど、先輩が楽しそうにこういう結末がよかったと語りだしたので耳を傾けることにした。

 愛花相手だと感想は聞いてくれるけれど、読む本のジャンルがまず違うしこうやって話が広がることは無い。

 こういうことが初めてだからか、とても楽しく感じられた。


「へー、じゃあ結構本読むんだ?」

「はい。あ、でも恋愛物は今回久しぶりです。あまり好きじゃないんで」

「ふーん。女の子なのに珍しいねぇ」

「先輩それ、男女差別ですね。女でも嫌いな人だっています」

「ごめん、ごめん。どうして嫌いなのかな。俺、結構好きだよ、こういうの。あ、でも携帯小説の『作っただろ?』って突っ込みいれたくなるようなノンフィクション作品は嫌い」

「なんとなくわかります。別に恋愛ものを否定するわけじゃないけれど、人気になった作品はどれも似たようなお話ばかりですもんね。強姦されたとか、女子高生なのに妊娠したとか、ドラッグに手を出したとか。あと、恋人との死別?」


「なかなかストレートに言うね。うん。別に否定はしないけど、なんだろう。入り込めなくなるんだよなー。そういうのって。フィクション、ノンフィクションはさておきわざわざ小説にして哀れんでほしいのか? って思うね。似たような人の不幸体験なんて聞いても面白くも無い」

「先輩もハッキリ言いますね」

「だってそうだろ? 流行ったからああいうのが出回りだしたわけだし? 一番最初に流行ったものは事実かもしれない。けど、その後に出てきたのはどれも似たような話って思っちゃうんだよなぁ。それに流されてるやつ等もやつらだし」

 クスリと笑う。

 こんなにも自分と考えの似ている人に会ったのは初めてだったから嬉しいのかもしれない。

 いつもあたしは周りと少し考え方が違って、性格の所為もあり孤立してしまう。

 最終的にあたしと一緒にいるのは、愛花だけ……ってことになっちゃうわけで。

「でもさすがにアレか。大学生にもなれば携帯小説のああいったのには流されない、か」

「そうでもないですよ? 大学生って言っても、あたし達はついこの間まで高校生だったわけですし。そう簡単に人の好き嫌いなんて変わらないですよ」

「でも小学生の時好きだったアイドルが中学生になるとそれが恥ずかしいとかあるだろ? ああいったのとかさ……」

「あー……どうでしょ? あたしの場合、アイドルとかそういうのもともと興味なかったですし、携帯小説とかだって所詮素人の書いた作り話って思って一作くらいは読みましたけど、後は食わず嫌い状態なんですよね」

「へー。本当に珍しいよ、君みたいな子。なんか俺の知ってる女の子は皆、周りに流されている子ばっかだし」

「みんなに合わせるとか、そういうの苦手っていうか嫌いだからじゃないですかね?」

 きっといつものごとく、あたしの返事はそっけないものだったと思う。

 それでもいいのか、佐藤先輩は次々と話題を振ってくれて時間はあっという間に流れていった。

 途中、先輩は授業でなくてもいいのかな? と思ったけれど、同じ考えを持つ人と話すのが楽しくてあえて口にはしなかった。

 結局あたしたちは図書室が他の生徒で賑わう時間になるまで話し込んでしまっていた。


「うぉ、ごめん。もう昼か……」

「ほんとだ。なんかすみません」

「いや、こっちこそごめん。俺話し込みすぎて言い出せなかったよね?」

「あ……そういうわけじゃないです。あたしもなんか楽しかったんで」

「そっか。昼どう? 食堂だけど奢るよ?」

「奢ってもらうのは悪いです。けど、」

 そこで携帯が着信しているのに気づく。愛花からだ。きっといつもお昼は一緒だから探しているのかもしれない。

 このまま佐藤先輩と話すのも魅力的だけれど、愛花を放っておくなんてできない。

「あ、すみません……妹と約束しているので」

「じゃあ妹さんも一緒に行く?」

「それは嫌です!」

 思わず自分の口を手で押さえる。何を言っているんだろう。嫌って、何?

 そう、愛花は可愛いから変な虫がつくのはよくない。この人は少し馴れ馴れしいから危ないに決まっている。

「そんな即答しなくっても……」

「あ、いや……あたしたち、一緒だと目立つし、その、えっと……」

「そんな言い訳しなくってもいいってー。何か二人で話でもあるの?」

「あ、え、っと……サークル、どこ入ろうか迷ってて、その、相談をしようかと」

 慌てたようにつけた言い訳。

 まさかこの一言が今後のキャンパスライフをかえるとは思いもしなかったのだけれど。

「おー、どっか入るんだ? じゃあテニスオススメ! ていうかテニスにしよう! 初心者でも歓迎! って、俺はほぼ幽霊なんだけど。でも楽しいよ? 考えておいてよ」

「先輩、テニスサークル入っているんですか? もっと文系のだと思ってました」

「友達に誘われて無理矢理だよ。でも動くのも嫌いじゃない」

 何故かドヤ顔されて笑ってしまう。あたしは考えておくとだけ返事をし、慌てて図書館を後にした。

 愛花からの着信は既に3件。掛け直した時には話中で、電話を切るとすぐにかかってきた。

 少し怒ったような愛花を言いくるめて待ち合わせをする。

 愛花をテラスで見つけた時には、待ち合わせをする際頼んでおいたものをすでにトレイに乗せて席を取ってくれていた。


「ごめんね? パシリみたいな事までさせちゃったね」

「ほんとだよー! アイちゃん講義サボったでしょ」

「新しい小説を見に行ってたの」

「それ朝に行くって言ってたじゃない~。ま、いいんだけどー。食べよ食べよっ!」

 そんなに怒っていたわけでもないらしく、目の前のパスタを美味しそうに頬張る愛花。

 可愛いなぁ、なんて思いながらあたしもオムライスを口に運んだ。

 相変わらず二人一緒にいると周りの視線を感じるものの、最近はその珍しさにも飽きられてしまったのかそれも減った。

 愛花は周りと上手く関わっているからか、こうやって食事をしていると話しかけられることもある。

 間違って呼び止められた事もあるけれど……

 あたしは愛花と違って、入学後話したのは佐藤先輩と先生たちくらい。

 それでも愛想の悪いあたしを「ロボット」なんて呼ぶ子供じみた人たちはいなく、変な気を愛花に使わせることもなくて安心だ。



「そういえば、マナの用ってなんだったの?」

「ふぇ?」

「ほら、朝。用があるから先に行くって言ってたでしょ?」

「……あ、あー。サークル、のこと」

「……! サークルって、昨日言ってた、その、テニス?」

「あ、うん。ど、どっか入りたいし、その……申し込みを、ね?」

「そうなん、だ」

 昨日あんな形で断ったからか、少し興味が出たなんて言い出しにくい。

 テニスに興味があるんじゃない。

 あんなにも共感しあえる人に会ったのが初めてで、その人と同じサークルに入ればもっと話せるんじゃないかという変な考え。

 ……って、何考えているんだろう?!


「あー、その……アイ、ちゃん? やっぱりさー……」

「いたいたー!! 愛花ぁ~! 探したんだよ。メールも電話も返事無いし。テニスサークルの新歓が明後日なんだって。来れるよね?」

「へ? あ、その、ちょ、ちょっと!!」

 愛花が何か言おうとしたとき、人を掻き分けてきたのは愛花が仲良くしている相良久美子という子だ。

 相良さんの言葉を何故か遮ろうとした愛花だけれど完全無視されていた。

「私たちは参加するつもり。愛花は? あ、とお姉さんの方も……」

 その瞬間、目の前の愛花がはっと息を呑む。

 それとは対照的にあたしは首を傾げる。歓迎会なのにどうしてあたしまで呼ばれるんだろう?

 説明を求めるように愛花を見ると、答えは愛花ではなく相良さんがくれた。

「でもビックリしました。お姉さん、って言っても同じ年なんですっけ。えーっと、愛香さん? はサークル入らないって言ってたって愛花から聞いてたので。同じサークルの一年ってことで、仲良くしてくださいね?」

 ニッコリ笑う相良さん。顔面蒼白の愛花。

 そして未だ現状が整理できていないあたし。

 そんなあたしの様子に気づいたのか困惑の表情を見せ始める相良さん。

 あたしは小さく息をついたあと、困惑している相良さんに笑みを返す。

「宜しくお願いします。この子と違って、人付き合いが下手なんで不愉快な思いをさせるかもしれないけれど、仲良くしてくださいね?」

 その一言にさらに顔面蒼白な愛花。愛花の方をチラリと見て、『後で説明してね?』と念を送っておいた。

 相良さんは新歓に参加するかどうかは愛花に伝えておいてと告げると手を振って去っていった。

 あたしはそのままスプーンに手を伸ばし、食事を続ける。

 愛花はおどおどしながらあたしを顔を盗み見てはクルクルと無駄にパスタをまき続けていた。

「早く食べないと、時間ないし伸びるよ?」

「ぁ……ぅん」

 要領を得ない返事に小さく溜息をつく。

 その溜息にびくりと方を飛び上がらせたので安心させるように笑いかけた。……なぜこれが逆効果なのかしら?

「で、どういうことなの? 黙ってたらわからないんだけど」

「ごごごごごごめんなさい、そんなに怒るとは思わなくて!! で、でもわたしも、サークル入りたいなぁ……って。でもそれならアイちゃんと一緒がいいなって、思って……先に申し込んじゃえばアイちゃん諦めるんじゃないかな? って考えてそ、その今朝の用事はアイちゃんとわたしの参加申し込みで、そ、その、ごごご、ごめんなさい!!」

 今にも泣き出しそうな愛花を見てクスリと笑う。

 その笑いを何と勘違いしたのか何故か怯えを見せる愛花。

 それが可愛くてまた笑ってしまう。

「そ、そんなに怒らないで……ほ、ほんとにごめんなさいぃ……」

「どうしてあたしが怒るの?」

「す、すぐに参加しませんって言ってくるかr……え?」

 あたしの言葉にキョトンとする。そりゃそう、か。いつもならここで少し意地悪をしてしまうから。

 でも今回だけはありがとうって思った。

 どういう気持ちの変化なのか、いいと思った。むしろ入りたいと思っていたのだから。

「新入生歓迎会ってでもちょっと心配。行くけど愛花は絶対あたしから離れない。それが条件なら参加しましょうか」

「ぁ、アイちゃん?」

「ん?」

「怒って、ないの? 勝手に申し込んだり……」

「うん、実はあたしも少し興味出てきたの、サークルに。だからその事どう切り出そうか迷ってたし、助かったかな?」


 そういうと愛花は嬉しそうに笑う。一喜一憂。こういうときに使う言葉なのかもしれない。

 それから昼休みが終わるまで、愛花は相良さんにあたしが冷たい態度をとらなかったのが嬉しいだとか、サークルってどういうのだろうかなんて話していた。

 あたしは嬉しそうに話す愛花を見ながら、歓迎会には佐藤先輩は来るのだろうか? なんて考えていた。

 また話がしたい。初めて出来た友人を、愛花に紹介したい。

 ワクワクが、止まらなかった。

本当に亀更新で申し訳ない。

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