第四話「パトレシアの悪い性格…」
主)第四話です!とりあえず、今第六話書いてる途中だけど…第五話が深夜テンションになってしまった気がする…
狐族、それは獣人族の中で最も厄介な種族で反政府が多い種族である。相手に幻覚を見せたり、操ったりする能力を持つ者が多く非常に手間取る種族なのだ。先日、カナリアが起した事件もその1つである。今、カナリアは石化が解除され、牢に幽閉されている。
「これが頼まれていた反政府組織、『狐高の夜明け』に関する報告書です。」
「サンキューな、さてさて、真っ黒だね〜、ぶっ潰しに行ってくるとするか」
「気をつけて行ってらっしゃいませ」
「おうよ」
するとバトラが誰にも聞こえない声で
「壊死の意味を持つ悪魔が動き出したって事は波乱の展開になりそうだね〜、千年前のあの日を思い出すよ、インバル」
「ん?なんか言ったか?」
「いや?何も」
「?………そうか『転移』」
「へー、ここが『狐高の夜明け』の本部か」
「なんだ?!貴様は!」
「初対面でよくそんな口が聞けるね〜『毒矢の雨』(ポイズンレイン)」
「グァァァァァァァ」
「雑魚だな」
「クッ、化け物だ」
「さあて、どうしよっかな?うん、これにしよう『壊死の霧』(フォグ・ネクロシス)」
「か、体がボロボロになっていきやがる」
「僕が捕まっている時に得た技さ、友人に教えてもらったのさ」
「つ、捕まっていた、だと?!」
「壊死の悪魔、多少の聞き覚えはあるだろう、『毒槍』(ポイズン・スピアー)」
「( ゜∀゜)・∵. グハッ!!」
「所詮雑魚ばかりか、不老不死は辛いね〜、いくら拷問を受けようが死なないんだから」
そして、技を受けた狐族の人は紫色に変化し死亡した
「さてと、君がボスかな?」
と狐族の男が現れた
「ふん、ガキがいきがりおって」
「は?ガキじゃねーし、少なくともあんたよりは年上だぜ」
「ほう?」
「もう千年生きてるんだよ!占術『妖狐殺しの占い』、『技効果上昇』、『束縛』」
「な、3つの技を展開だと!?結界『6重結界』」
「無駄だ、『技破壊』」
相手の結界が崩れると
「グァァァァァァァ!!」
「ほんと、無駄な事をするよね、さてと、署までご同行願おうか?」
「お前らは皆こんななのかよ」
「いーや、俺らの部隊だけだな」
「なっ」
「俺らの部隊には法は適用されない」
というと相手は目を見開き
「なぜなら捕まり死刑にしたところでまず死なないし、すぐに逃亡可だからな、よって法は適用されなくなった」
「なんなんだよ、それ」
「それに滅ぼそうと思えば滅ぼせるんだよ、この惑星ごとな」
「クソッ」
「戻ったぞ」
「これが今度の拷問を受ける人?」
「ああ、好きにしろ」
「はーい♡」
「お前、趣味悪いな」
「あんたに言われたくないわよ」
「まあ、どっちもどっちじゃねーか」
「バリアスはほんと気楽で良いよね」
「今回はどういう内容にするんだ?」
「それ、聞いちゃうの?」
「一応報告書に書かないとだしな」
「お腹を掻っ切ったりするかもね」
「ん、分かった」
「何?その顔?今度やってあげるけど?」
その一言を聞いて顔が青ざめて
「いや、遠慮する、不老不死とはいえ、痛みはあるんだからな、案外痛いんだよ」
「おけ、やるのね」
「人の話を聞け」
「じゃあ、行ってくるわね」
そして、奥から悲鳴が聞こえるのであった
「あいつの冗談って洒落になんないよな」
「まあな」
「ってか開かれた事あるんだ」
「寝てる時にやられた」
「なるほどねw」
「笑い事じゃないだろ」
「それにあいつヤンデレだろ」
「今、なんつった?」
バトラは背筋が凍るような感じになり
「な、何も言ってませんよ、な?」
「ん?言ってただろ、ヤンデレって」
「そう?なら、あとでお仕置きするわね」
「じょ、冗談に決まってるじゃないですかー、やだなー」
「だったらさっきなんで『何も言ってない』って言ったのかしら?」
「うっ」
「冗談なら『うっ』って発言は出ないわよね?」
「ギャーーーーーーーーーーーーーー」
主)第四話いかがでしたでしょうか?
次回予告)第五話…あれ、絶対深夜テンションだよ…




