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作者: 雪つむじ

誰かが飛び去った後かもしれない

何かが過ぎ去った後かもしれない

だからこそそこにプリズム

だからこそ見える錯覚


かすかに浮かぶ白い装飾

目を凝らしても見えない装束

天啓の現れは耳元で囁くように


はじめまして


それでも疑うのは自分の目

瞬きをすれは消えてしまう

羽ばたく鳥が見えている

虹色の羽根が見えている

飛行機を追いかけるように

整然と並んだ風を追いかけるように


ピントボケだと知らず知らず

スライドするJPEG画像の列

Delete

Stop

震える手はシャッターを切った後

懐かしむのは去った跡

取り返せないのは昨日の明日

今生きるのは


挿絵(By みてみん)

何もない所は、何もないんですよね。

そこに、水蒸気であれ、氷の粒であれ。

もしかしたら神様か仏様か、悪魔か。

何かしらの存在がいなければ、そのまま光は透過します。

散乱して、虹色になることなんてありえない。

でもそれって、見る人によって何が居たかだし、何の跡かも一瞬思いを巡らさなければ意味がないんです。

素通りをして。

その後にアレ、って。

振り返った時にもまだいてくれるなんて、優しいものじゃ、ないんですよね。

タイトルは、ご勘弁ください。


空を眺めるのは大好きですが、今の一瞬がほしい!と思った時に手元にカメラがないのは世の常で。

こんな写真が取れるようにいつかなりたい!と日々精進でございます。

写真は『空乃千尋』様よりお借りしております。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素敵な文章ですね。勉強します。
2019/10/10 15:07 退会済み
管理
[良い点]  キーワードに「画像あり」って入っていたのが、個人的には助かりました。私のガラケーは挿絵をブロックしてしまうので、読む前に気付けるのはとても助かるのです。ありがとうございます。 [一言] …
[一言] いわゆる文人的な詩調ではなくて、 もっと今な言葉の列。 それって、鮮度ですね。 もっと突き詰めてください。 賞味期限の短さこそが、詩の本質なのかも。
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