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泡と消えても…  作者: 夢カモメ
3/4

君の名は

鍋の湯が沸いた頃


漸く女は瞼を開いた

タエは源三に白湯を言い付け

タエは女の…体をユックリと起こし

白湯を含ませた。


女は未だ意識ははっきりとはしていない様だ。


源三が粥を差し出す…


『体が暖まるぞ』

とぶっきらぼうではあるが言葉には優しい含みがある。


その時女ははだけた着物の前を直し

俯いた。


タエは女に…名前を訊ねた。


『母さん…その人は口が利けないみたいなんだ』


とタエに伝えると…


『体が良くなるまで…

いいや…アンタが気が済むまで居て構わないからね』

と伝えた。


女は板間に額を擦る様に頭を下げ


私の名前は

(小夜)と言いますと…

板間に指で書いた。



次回もお楽しみに

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