表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者御一行様マネジメント!  作者: 澤群キョウ
帰還の日 もとの世界へ
60/62

さあ、帰ろう。

 目を閉じても、開けても、視界はひたすら緑色に塗りつぶされていた。

 何が起きているのか。

 とうとう世界が終わるのかはたまた、異世界召喚の旅が完了してしまったのか。


 魔王はエメラルドの竜に呑み込まれてしまった。

 異世界から勇者を呼び出したのは、魔王を倒すため。だから、魔王様があっさりぽっくりやられてしまったらこの旅は終了でもおかしくはないわけで。


 NO、と美羽は叫ぶ。

 こんな半端な終わり方で満足すると思うなよ、と心の中でリーリエンデに卵を投げつけながら。


 ばっさと音が鳴り、美羽はまだ魔王城にいるのだとようやく気が付いていた。

 自分が乗っているのは、明らかにケレバメルレルヴだ。黄金色のドラゴンの背中はごつごつとしており、美羽は鱗を優しくそっと撫でてやる。可愛いケレバちゃんは翼を鳴らして、まっすぐ下へと降りていき、ソフトに着陸をしたようだった。



 緑色の氾濫は少しずつ収まっていく。

 発光しているのはレレメンドの生み出した竜で間違いなく、本体がどうなっているかはまだ見えない。けれど、周囲の様子は明らかになっていた。

 いつの間にか、ケレバメルレルヴの隣にはウーナ王子が立っている。呼び出した竜の首に手を添えて、撫でてやっているようだ。

 その隣にはマブダチのヴァルタルとブランデリンが並んでいる。

 背後にはひっくりかえった師匠を支えるリーリエンデと、ユーリが。

 その更に奥では、十二選がバラバラに倒れていた。ユーリがやっつけたのか、それとも魔王がやられてしまった影響なのかはわからない。


「レレメンドさん!」


 すべてを知っているのは、邪神の祭司だけだ。

 エメラルドの竜の足元に立っている後姿がぼんやりと見えてきて、美羽は彼の名を呼んだ。


 レレメンドは動かない。

 仁王立ちしたまま、美羽たちに背中を向けている。


 笑っているのだろうか、と美羽は思う。

 終末を告げる神獣を作り出して、破壊神の復活のための第一歩を踏み出したこの輝かしい日を迎え、悦びに満ちあふれているのだろうか。


 もどかしく、時間は過ぎていく。

 ゆっくりゆっくり、緑色の氾濫が収まっていき、そして、美羽たちは見た。


 巨大な竜はレレメンド同様、背中を向けている。

 命を与えられ、動き出したあの時とは少し様子が違っている。


 鱗一枚一枚の輝きが。

 尻尾の太く逞しい様が。

 鋭い爪の生えた後ろ足が。

 すべて、命の力に満ちている。魔王を丸呑みにして得たエネルギーが、造り物のドラゴンをはっきりと本物に変えてしまった。美羽と共にいる黄金色のドラゴンは余りにも小さく、無力だ。素人の女子高校生にすらわかる、圧倒的な迫力、あふれかえる生命の力。


 ラメの入った青緑色の竜はゆっくりと動き出す。

 ウーナ王子の手が伸びてきて、美羽を引き寄せた。

 無言のまま隣に立たせ、ぎゅっと手を握られる。

 ヴァルタルもブランデリンも、自然とそばに寄ってきて、美羽を守るように囲む。


 ときめきでウッフウッフするところだ。本来ならば。

 けれどエメラルドのドラゴンは首を持ち上げて、振り返ろうとしている。

 ケレバメルレルヴよりも大きくトゲトゲとして、今、巨大な翼をホールを覆うようにして広げて、そして、一歩。ズン、と響き、地面が揺れる。ホーレルノの山すべてが揺れているのではと思う程の地響きが、美羽たちの立つ床を震わせる。また一歩。そしてまた一歩。


 大きな大きな竜の体が振り返り、そして、突然レレメンドががっくりと膝から崩れ落ちていった。


 その理由が何故なのか。

 巨竜が首を横に傾け、ぐいっと床スレスレにまで顔を降ろしてきたところでわかった。


「ミハネさん……。おれっち、どうなったッスか?」




 邪神の祭司はその場で体育座りをしたきり動かない。

 ウーナ王子やヴァルタルがさんざん小突き回しても、膝を抱いた姿勢のまま床を転がって、決して顔を上げなかった。


「皆さんが小さくなったんじゃなくて、おれっちが大きくなったんスね?」

「そうだよ。魔王を食べたあのドラゴンになっちゃった、って考えるのが多分正解だと思う」


 最強オーラ全開の緑の竜。のはずが、中身はあっさりベルアロー。

 こんな超平和的な結末に、美羽たちはほっと胸をなでおろしていた。

 ただ、仕組みがわからない。知っているのは間違いなくレレメンドだけなので、どうしたって尋問はしなければならない。


「レレメンドさん、ちょっと」

 体育座りのままクルクル回されている邪神の祭司を美羽は呼び止めた。

 ウーナ王子とヴァルタルには下がってもらい、小さく丸まったレレメンドの隣に座って、問いを投げかけていく。

「さすがにこのまま、まあいっか、で済ませるのはちょっと困るからね。だから、質問には答えてほしいの。私には一目置いてくれているんでしょう? だったら、答え合わせくらいは付き合ってくれてもいいよね」


 なんでこんなにいじけているのか、と美羽は思わず笑う。

 膝を抱えつつも、レレメンドは小さく頷いたようだった。

 どうしてこんなにも素直なのか。

 「計画が失敗してしまったから」ではないか、と美羽は考えていた。


 ドラゴンを生み出すところまでは、うまくいっていたはずだ。

 けれど、何か「予定外」のことがあった。

 美羽としては、それが「ベルアローの飛び込み」だったのではないかと思っている。


「ありがと、レレメンドさん。じゃあ一つ目ね。あの緑色のドラゴンって、中身はベルアローって考えていいの?」

 こくん、とウェービィな髪が揺れる。

「それって予定外なことだった?」

 これには、答えがない。レレメンドはぴくりとも動かず、美羽は小さく首を傾げた。

「あれってやっぱり、ディズ・ア・イアーン復活の前に世界に絶望を振りまく神獣になる予定だった?」

 悩みつつ、こくん。


 なんなんだろうな、と美羽は悩む。

 レレメンドと並んだままあれこれ考え、いろんなパターンを頭の中で組み合わせていく。

 

 レレメンドの特性は、「あらゆる未来の顛末がわかる」というものだ。つまり、彼は間違えない。自身の信じる道をひたすらに爆走してきたはずだ。

 翼と、呪い、竜のうろこ。新しい命を創造するための器として、美羽からストラップも奪っていった。

 エメラルドのドラゴンを作ることについては、問題がなかったはずだ。

 でも、その中身については? 違うのか。


「神獣を作るつもりで用意してたんだよね?」

 ぶるぶるっとレレメンドの体が揺れる。


 入れ物は出来たけれど、中身についてはうまくいかなかった。

 あのドラゴンはきっと、魔王を飲み込んだところで完成したんだろうと美羽は考えている。

 あらゆる未来がわかるはずのレレメンドが、ベルアローの行動について「わからなかった」とは思えない。

 

「ベルアローが一緒に呑み込まれてどうなるかは、わからなかったの?」


 ノーリアクション。

 ぴくりとも動かず、頑なに体育座りを続けるレレメンドを見ているうちにおかしな気分になってきて、美羽は大声で笑った。

「あんなに偉そうにふんぞり返ってワハハとか言ってたくせにどうしたの。もう全部吐いちゃいなよ、ね、吐いて楽におなりよレレメンドさん」

 

 私たちの旅はもう多分、終わりだから。

 美羽が優しく囁きかけるとようやく、顔が上がって憮然とした表情が現れた。




 魔王城のホールには、召喚された異世界人が五人。現地の魔法使いが三人、そして竜が二頭いる。

 全員揃って輪になって、邪神の祭司の告白に耳を傾けている。


「私の願いは、破壊神ディズ・ア・イアーンの復活だった。それは紛れもない真実なのだが」

 

 巨大な体が慣れないのだろう、新生ベルアローが頷く度に、結構な強さの風が起きていちいち師匠のおじいちゃんがひっくり返ってしまう。

「ベルアロー、あんまり動かないでくれる?」

「すまねえッス」


 首をくねくねと揺らし、緑の巨竜はなんとかコンパクトな姿勢を取った。

 ウーナ王子はその様子をじっと見つめており、ヴァルタルはほんのりと嫌そうな顔だ。


「ごめんねレレメンドさん、続きは?」


 告白をする祭司に対し、皆の送る視線は厳しい。

 さっきまで明らかに「敵」であった男について、いきなり優しくはなれないようだ。


「真実なのだが……、だが……」


 美羽はレレメンドの隣に座っている。ゆっくりと手を伸ばし、肩をぽんぽん叩いて、話すよう促していく係だ。


 レレメンドは小さくため息を吐き出し、悩み深い表情で目を伏せている。

 眉毛も濃いが、まつげも濃い。長さは殿下やエルフにかなわないが、量は間違いなくナンバーワンだろう。


「……だが、ディズ・ア・イアーンは、いないのだ」


 ようやく絞り出されてきた一言に、全員が盛大にハテナマークの花火を打ち上げている。

「いないって、なんだよ」

 ヴァルタルの質問に答えはなく、レレメンドは細かく震えるだけだ。悲しげに、悔しそうに、握った拳を震わせている。


 いない、の意味。

 神様が実在して、人に手を貸す世界に生きている場合だときっと、わからない言葉になるだろう。

 みんながどのような世界に住んでいるか、その辺りは把握できていない。

 けれど美羽は、すぐにわかった。答えはこれだ。


「もしかして、レレメンドさんの造った想像上の神様だったってこと?」


 レレメンドの瞳はまっすぐに美羽へと向けられる。

 その中に浮かんだ色は、「観念」。わかってしまっては仕方がないという「諦め」だ。


「そうだ。私はミミラー国の祭司長を務めている。我らの神はただ一人、光の化身デイライタスのみ。我々はデイライタスの教えを抱き、永遠の平和を誓って生きている」

「お前はディズナントカに仕えてるんだろ?」

 納得いかない様子のエルフを、レレメンドの代わりに美羽が制した。

「それはそれで、本当なんだよ、ヴァルタル」



 レレメンドは語った。

 あらゆる未来の顛末が見える。その力は幼い頃に既に現れ、それを知った神殿から迎えが来たのだと。


 家族から引き離され、神の使いとして大切にされてきた。

 王ですらレレメンドに頭を下げ、あらゆる政策について伺いを立ててきた。

 レレメンドがいる限り、平和と繁栄が約束されている。

 なに不自由ない暮らし、美しい娘があてがわれ、世話をされる日々。


 ヴァルタルのうらやましそうな表情に気が付いて、レレメンドはふっと笑った。

「退屈だったのだよ、私は」

 

 未来を見通す力を持つ者がいる。

 その力を、神殿が手放すはずがなかった。

 自由に外出すらできない、逃げ出そうかと考えても、あらゆる道は塞がれている。

 あらゆる未来の顛末が見えるが故に、レレメンドは絶望していたのだという。

 

 美しい妻が三人いても心は満たされない。

 最高の食材を使った贅沢な食事にも飽きた。

 うやうやしく、丁寧に扱われ、未来を告げるだけの暮らし。

 嘘をついても良かったが、そうなれば家族に危険が及ぶ。

 大勢の人々の暮らしに、暗雲がたちこめてしまう。


「私の発言には力があり過ぎた。国も神殿も、私の力に頼り過ぎた。大勢に囲まれても、どれほど贅沢な暮らしをしても、満たされない。私が欲しいのはただ一つ、自由のみ」


 死ぬべきか、と思ったこともあったという。

 けれどあらゆる「終わり」について、実行は不可能だと自身の力が答えをはじき出してしまう。


「結局、私が自由(それ)を得られるのは夢の中だけだったのだ」

「で、破壊神を作り出したんだ」


 美羽の問いに、レレメンドはニヤリと笑う。

 つまり、レレメンドは完全に「美羽と同類」だったという話だ。

 流派の違う妄想家元、といったところか。


「すごいね、召喚された時に出てきた『書』に、破壊神に仕えてるって書かれるほど、完璧に設定作り上げていたってことでしょう?」

 

 こんな話がすんなり通じるのは、当然美羽だけだ。

 他の勇者さんたちも、ユーリたちも、なんじゃそりゃと腑に落ちなさそうな表情を浮かべて黙っている。


「ドラゴンは造り出せた。だから、信じれば破壊神も生み出せると思ったのだが……そうはいかなかった」


 入れ物になるフィギュアと、血にまみれた翼、人を狂わせる呪い、本物の竜の鱗と、世界を脅かす魔の魂。それがすべて揃って、新しい命になる。レレメンドの力をもってすれば、「破壊の神獣」が生まれるはずだった、らしい。


「その辺、失敗するってわかってなかったの?」

「恐ろしかったのだよ、私は。竜を作り出すところまでは見たが、その先は……、見なかったのだ」


 レレメンドは寂しげに、自嘲気味に小さく笑う。

 彼の生み出した巨大な竜は、やさしげに瞳を細めてきゅうきゅう鳴いた。


「架空の神に溺れてはいたが、私はデイライタスに仕える祭司。この結末はきっと、我が神の用意したものなのだろう」


 破壊の神獣の中身がベルアローになってしまった理由はなんなのか。

 美羽が尋ねると、レレメンドは静かにこう答えた。


「あの葉っぱの魔物が不死身だからだ。魔王の魂を持ってその身に『魔』を宿すはずが、不死の魂ゆえに消化ができず、取って変わられてしまった」

「ベルアローが最強だったってことか」


 八枝葉の体ではなくなったのだから、弱点もなくなり、もしかしたら本格的な「不死身」になってしまったのかもしれない。


「おれっち、いいんスかね、こんな体になっちゃって」

「人間を襲わないでいてくれるなら、それでいいよ」

「もっちろん、襲わないッスよ。もともと八枝葉は人間襲うのそんなに好きじゃあなかったッスからねえ」


 魔王、いいやつじゃん。

 何故そんな部下を生み出したのかはよくわからないし、どんなパーソナリティだったのかも一切不明なまま退場してしまった魔王様に、美羽は深く感謝を述べた。


「一応、魔王様の魂をもとに作られたんスよね。だったらおれっち、大事にするッスよ。お父さん的な存在ですし、言ってみれば家族ッスもんね」

 そう考えると、皆さんに倒されるよりは良かったんだと思います、とベルアローは頭を下げた。

 そんな考え方でいいのかな、という疑問を美羽は心にしまう。

 ここで揉めて、新魔王覚醒という流れだけは避けたい。故に選択肢は一つ。華麗にスルーだ。


 レレメンドの事情もわかり、勇者さんたちのピリピリムードは緩和されている。

 良かった良かった、と思う美羽の視界に入ってくるのは、ごろごろと転がっている魔物達の姿だった。


「あそこに十二選が倒れてるんだけど、彼らはどうなるかな?」

「うーん、どうでしょうね、魔王様の魂が消えちゃったせいで、十二選さんはヌケガラになっちまったっぽいッスけども」

「そうなの?」


 じゃあ埋める? と呟く美羽に、ユーリが「はい!」と手をあげた。

「体があるなら、この首飾りの皆さんが使いたいそうです」


 すっかり忘れていたガーリー軍団の申し出を、どうぞどうぞと美羽は受ける。


 ピンク色の宝石が瞬き、キラキラが飛び出して十二選の体に入っていく。

 人型の魔物で良かったな、と美羽はしみじみ思った。

 ちょっと顔色が悪いけれど、あとどう見ても「男性」っぽいタイプが多いけれど、無念を抱えたまま閉じ込められてきた彼女たちに、ようやく解放が訪れたと考えられるわけで。


「ありがとう、ユーリ、ミハネ」

 そもそもの姿がわからない、宝石の中のガーリー軍団。

 更に魔物の体を得たばっかりなので、誰が誰なのか、想像はつかない。と思いきや、ユーリにだけはわかるらしい。

「これからどうするんですか、ロザーリエさん」

 ああ、そういえばそんな名前の人もいた、と美羽は曖昧な笑顔を浮かべる。

「ここで暮らすのがいいんでしょうけれど……。でも、皆はどうでしょうね?」


 ガーリー軍団は新しい体についてキャッキャやんやんと大騒ぎを始めている。

 大きなホールには野太い嬌声が響き渡っていて、屈強な体がクネクネ、凶悪な顔がイヤンと叫び、かなり混沌(カオス)な状況だ。


「みんなで帰ればいいんじゃないかな、リッシモの城に」


 美羽の声に、全員が振り返る。


「もう魔王はいなくなりましたって。この山には大きな優しい竜がやってきて、暮らし始めたんだよって挨拶しに行けばいいよ。十二選になったみんなも。敵じゃないってわかれば、案外街でも暮らせるかもしれないし」



 十二選の皆さんは喜び、ユーリも微笑む。リーリエンデは首を傾げているが、師匠から「良いではないか」攻撃を喰らっている。


「あれ、全部で十三人だって言ってなかった?」


 首飾りの中には、十三人いる。たしかそう聞いたはずで、美羽は疑問を小声で呟く。

 するとロザーリエが傍へ寄ってきて、こう囁いた。

「ベリベリアがいたんですが、魔王が飲み込まれた時に消えたのです」

「……そうなの?」

「ええ。彼女はほんとうに小さなかけらの状態だったんです。魂すべてではなく、ほんの一部だけがなぜかあの中にいました。魔物だった時の彼女は恐ろしい敵でしたが、あの宝石の中では愛らしい少女でしかなかった。不思議ですね、私たちの命を封じた敵だったのに。おかげで彼女のことを、心の底からは憎めないのです」


 そうかもね、と美羽はロザーリエに微笑んでみせた。

 何百年もの間閉じ込められていた彼女たちの心も、ベリベリアについてもよく知らないし、わからない。簡単に返事をしていい状況ではないけれど、確かに、ベリベリアのことを思い出すと笑ってしまう。


「じゃあ、帰ろっか」

「じゃあ皆さん、おれっちに乗ってください! お城に行って挨拶するッスよ!」



 こんな巨大な竜が突然現れたら、お城は混乱するだろうね。

 ベルアローの背中で叩いた軽口は現実になって、美羽たちはリッシモ国の兵士から散々矢を浴びせかけられながらようやく、魔王討伐の旅を終えた。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ