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僕の愛する彼女に、僕の”声“が何故聞こえないのか?

作者: 七瀬





僕の愛する彼女に、僕の”声“が何故聞こえないのか?





僕は産まれた時から、ずっと一人で生きてきた。

だけど、僕が一人で居る時に知らない人達に僕は何処かへ連れて行かれる。

気が付けば僕はそこに少しの間いたように感じる。

そして僕はその場所で、”運命的な出逢いをしたんだ!“

凄く可愛くて優しそうな彼女。

僕は彼女に一目ぼれをする!

きっと彼女も僕に一目ぼれをしたのだろう、あっという間に僕は彼女と

一緒に暮らし始めたからだ。

僕は彼女がしてくれる膝枕が一番大好きなんだよ。

優しく彼女が僕の頭を撫でてくれるあの手がスキ!

”いつまでもこの時間が続けばいいなと僕はずっと想っていた。“



・・・でも? 僕はある時、彼女の異変に気づく。

僕が何度も彼女の背中に向かって、【声】をかけても彼女は振り向いて

くれなかった。

彼女は僕の【声】を無視しているたのか?

何故、僕を無視するの? こんなにも僕は君を愛しているのに。

”僕の声を聞いて!“

そんな時、僕の気配に気づいた彼女が僕の方に振り向てくれる。

でも少しおかしんだ!

彼女が僕の方を見て、”指を左右に振って、【何】って顔をしている!“

今まで見てきた、”人間達とは彼女は何かが違う。“

ひょっとして? ”僕の声を無視してたんじゃなくて聞こえていなかったのか?“

だから僕も彼女の目をジッと見て! お腹が空いた時は、僕がご飯を食べる場所

に彼女を誘導して、”ニャーニャーニャー“ となくようにしている。

そうする事で、彼女に僕が何を伝えたいか分かってもらえると思ったからだ。

案の定、”彼女は僕の気持ちが分かるようになってきた。“

お腹が空いた時やトイレの掃除をしてほしい時、体調がおかしい時もちゃんと

彼女は僕の気持ちが分かるようになったんだ。

僕の彼女は凄く優しい。

きっと僕にだけ優しんだと思う。

僕を大事にしてくれる彼女が僕はスキ。



彼女には僕の【声】はもう聞こえないんだと思うけど......。

僕の想いはちゃんと彼女に届いている確信している。

”きっと僕と彼女は相思相愛なんだ。“

僕の目を覗き込んで優しく僕の頭を撫でてくれる彼女は僕にとって

とても愛おしい人。

僕はずっと独りで生きてきたから、やっと”家族“が出来て凄く嬉しいよ。

彼女という宝物が増えたんだ。

こんなにも愛おしく優しい彼女。

どんな事があっても僕は、”キミの味方で居るよ。“

キミが落ち込んでいる時は、キミの傍から僕は離れない。

ずっと傍に居るから。

キミが泣き止むまで僕がキミの傍に居る。

だからもう泣かないで、きっと彼女は人の【声】が聞こえない事で

深く傷つく事があるんだと思う。

でもね? ”それがキミの魅力なんだよ。“

聞こえない事がマイナスなんかじゃない、聞こえない事が”キミの魅力なんだ!“

胸を張って堂々と生きていいんだよ。

だからもう泣かないで、いや? 僕の前だけ泣いていい!

キミが辛い時はいつも僕が傍に居るから。

いつだってキミを慰めてあげるからね。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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