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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第4章「魔法少女ワールドカップ編」

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第67話「欧州3大魔女」

2月初頭、連合王国。首都・ドンロン、バーミンガム宮殿。


「日本は代表者が変わったのね。ずっと『長田洋子』女史だったのに」


一見すると初老の女性。だが90をゆうに超える『女王』は言った。


エリザード4世。連合王国の女王にして『永世・欧州3大魔女』。ここバーミンガム宮殿は彼女の居城であった。


「長田洋子はだいぶ前に失脚していたらしいわ。だから日本側の統括者に代表を出すように言っておいたわ」


そう報告するのはマリア=ティモシェンコ。ロクライナ副大統領であり、『ガスの魔女』の異名を持つ『欧州3大魔女』の1人である。


「あの長田洋子を失脚させるとは、少し意外ね」


少し驚くのは欧州最大の工業国の前首相、ユンゲラ=メルケン。『2代目、鉄の女』の異名を持つ、『欧州3大魔女』の最後の1人だった。


「確か90年だったかしら?『日本人だから欧州3大魔女』の称号はいらないと優勝して辞退したのは?」


エリザードが尋ねた。


「あなたが1986年に『永世』になった次だから、それで良いはずよ。あの紫電には痺れたもの。文字通りの意味で。そして私は敗北した」


メルケンが答えた。彼女は90年の『魔法少女ワールドカップ』で長田洋子に敗れ、『欧州3大魔女』の称号を譲られるカタチで得た。


「あーあ、私も参加したいわ。なんで最近は『魔法少女』ワールドカップなのよ!『魔女』も参加したっていいじゃない!」


3人の中で最も好戦的なマリアが言う。


「知っているでしょう?魔女は高齢になるのは『稀』だと。あなたや私。それに長田洋子も60代。魔力の後遺症でみんな40代で死んでいった。だから『魔法少女』つまりは『若い世代』による『育成』も含めた『代理戦争』となった」

「さすが『2代目・鉄の女』ね。折れずに時代にフィットしてしなやかに曲がる」


メルケンとマリアの諍いを軽く流して、エリザードが言う。


「『北の大国』が参戦はしないが、見学させて欲しいとの事だ。『田代ナナ』を筆頭に魔法少女育成機関を設立するつもりらしい」


その言葉にメルケンは驚く。


「よろしいのですか?元首相、マーマレード=サッチーを暗殺したとされるエージェントですよ?『先代・鉄の女』を!」


マーマレード=サッチーは連合王国の元首相であった。つまりはエリザードの『右腕』だった。そんな彼女は突然、『暗殺』された。犯人と目されたのは『田代ナナ』。『北の大国』が誇るエージェントである。


「私としては、『北の大国』は『異端』に蓋をしてきた。いい兆候だと思うが?どう思う?マリア=ティモシェンコ?」


エリザードはマリアに尋ねた。それはマリアのロクライナが北の大国と昨年まで戦争をしていたからだ。敵だったからこそ、気づくものがあると思っているのだろう。


「『北の大国』については、ウーチン大統領から言質は取ってる。『戦争に使わない』と」


その言葉にエリザードは笑顔になる。


「それは結構。『先の大戦』のように魔法少女や魔女が兵器や武器にされる未来は真っ平だ」


『平和』のために『戦う』。

『魔法少女ワールドカップ』は1ヶ月後に迫っていた。

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