第5.5話(閑話・設定)「異能少女ノ研究・概論編」
(現代語訳:赤城タケシ)
一、「異能少女」とは
異能を発現しうる女子を指す。
男子における開花例は皆無であり、女子のみに限定される。
なお、海軍省(本土)において「魔法少女」なる研究が存在するとの報を聞くが、本研究との異同は判然としない。
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二、魔導石について
異能発現には「魔導石」と称する鉱石を要す。
当研究所近傍の河川より採取可能。
また、異能素質を有する少女は、本石が「光を帯びて見える」との証言多数。
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三、使用可能な異能
すべての異能少女が共通して使用しうるものは、「身体強化」および「飛行」である。
加えて、個体ごとに火・水・氷・催眠等の「固有異能」を一種または二種所持する例を確認。
詳細は別冊『異能少女実験編』に譲る。
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四、出身と適性率
出生地域により異能開花率に差を認む。
・本国(日本)出身者:三人に一人
・半島・大陸出身者:二十人に一人
(原因に関する記述は焼却により判読不能)
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五、身体強化の性質
強度高く、銃器・銃剣の多くが効果を及ぼさず。
体重の三倍程度の重量を持ち上げる例あり。
ただし内臓への強化は及ばぬと推定され、
毒物・毒ガスへの耐性は通常人と大差なし。
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六、飛行について
単独での飛行は可能。
しかし棒状の器具(竹槍、小銃など)を介することで、飛行高度および航続距離に顕著な増進を認む。
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(中略:焼却の焦げ跡で判読できず)
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三十三、身体的負荷
高位の異能少女においては、身体的負担が顕著。
頻尿・夜尿・失禁など排泄系統への影響がしばしば見られる。
(二十一項に記載したが、異能少女は生体のまま解剖・手術不能のため、詳細原因は不明のまま)
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(以下、燃損により判読不能)




