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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第3章「シークレット・ヘブン」

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第57話「12月24日④広島」

広島県廿日市市厳島、厳島神社。


日本三景の1つに数えられる厳島神社。ただし寒風吹き荒ぶ、クリスマス・イブの夕方。出歩く人間も少なくビーストも2体程。


「よりにもよって『ここ』で起こすとはね・・・」


うんざりしたように『チーム・レッド』の泉サトミはつぶやいた。他の3名のチームメイト達も、同じようなめんどくさそうな顔をしている。


「ふふ、広島市街地でやらなかったのが残念かしら?」


小柄な少女、斉藤フミはそう聞いた。彼女はシークレット・ヘブンの長田洋子によって『作られた』魔法少女だった。『レベル:E』であり、洋子からの期待も厚かった。


だが、彼女は知らなかった。『ここ』が魔法少女の『禁足地』である事を。


ボンッ!と炎が現れ、一瞬でビースト達が消える。


「ウチの子が起きたら、アンタ責任とってよ!」


どこかで叫ぶ声がして、刹那。目の前に女性が現れる。そして、気がついたら大鳥居に張り付いていた。僅かに遅れて殴られたと気がついた。


「誰よ?」


フミが叫ぶように聞いた。


「桜庭ひかり先輩。15年前まで東京の『チーム・オータム』のリーダー。ここ厳島神社の元『隠し巫女』で引退後、ここに住んでいるの」


代わりに答えたサトミにひかりが言った。


「あれが『伝説の長田洋子』のグループ?ここでやるとはいい度胸ね。その喧嘩。あーしが買ってあげるわ!」


テンペスト普及前の指輪による元・魔法少女。彼女は模擬戦になると魔法行使前に身体強化によるスピードアップで近接格闘を得意としていた。今回も同じく相手を肉弾戦で圧倒していく。


サトミは早く護衛艦によるAMFG作動を願った。


♦︎♦︎♦︎


同じ頃、東京都新宿区市ヶ谷、

防衛庁統合幕僚監部室。


「福岡、ニセコ、広島は戦況有利です。一方で関東方面は未だ敵側の行動がありません」


報告を受けて中島首相は確認する。


「戦闘が始まっているのは?」


「南から福岡、広島、大阪、名古屋、ニセコです」


その時だった。


「大阪方面指令より入電、アドトラック偽装型AMFGが接触事故。大阪でのAMFG使用不能です!」


いつもは冷静な幕僚達に俄かに焦りが見える。


「岩国から出せ!ニセコと同じく航空機搭載型が配備中だろう!」


そう。大阪を守備する魔法少女は1ヶ月前に着任したばかりの訓練チーム『うさぎ組』だけだった。

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