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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第3章「シークレット・ヘブン」

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第56話「12月24日③北海道」

1時間前。北海道虻田郡ニセコ町。


『寒波じゃしょうがないわね。いいわ。札幌じゃなくて、ニセコでやりましょう。50年前と同じく冬将軍に計画を邪魔されるとはね』

「了解しました」


長田洋子との通話を切り上げ、梅田アンリはここニセコで戦闘をすることになった。本来なら電車で移動して、札幌に行く予定だったが寒冷前線の影響で電車が運休し足止めを喰らっていた。


まるで現代日本に現れた『租界』のように海外資本で建てられたリゾートホテル。


ロビーに入ると、クリスマスイブのこの日は休暇を日本で過ごす外国人で盛況だった。キャビアにシャンパン。サンタクロース役はフィンランド人を雇う徹底ぶり。


本来なら屋外で素早くビースト化をさせるための魔石粉末を密閉空間のホテルロビーでばら撒いた。1分もすれば多数のビーストが現れ、クリスマスムードが一変、地獄絵図になる。


それを楽しそうに見ながら、アンリはテーブルに置かれたままのシャンパンに口をつけた。


「メリー・クリスマス!ここは日本よ。クリスマスを祝うなら自分の国でやりなさい!」


逃げ惑うドレス姿の女性や泣き叫ぶ子供。アンリ以外の2人も同じく置かれたドリンクを口にし、残った食べ物を楽しむ。


その時だった。


「『マイクロ・オペ』!」


梅田アンリともう2名の元・魔法少女達はゆっくりと意識が暗転した。田代ナナ。北の大国の魔女。ゆりあの依頼で彼女も札幌で戦闘予定だったが寒波で足止めを喰らった1人だった。


「まさか、相手もニセコで足止めとはね」


そう言って意識を失ったアンリ達3人のテンペスト・レプリカを外して魔法が使えないようにしていく。それらの作業が終わる頃に札幌からこの国の魔法少女がやってくる。


「私は田代ナナ。『北の大国』のエージェントよ。たまたま休暇でここにいたの。この3人が主犯ね。ビーストの掃討は頼んだわね」


嘘も交えた説明でアンリ達を引き渡し、田代ナナは今日の仕事を終えた。


「ゆりあ。また一杯奢りなさいよ」


佐藤ゆりあと田代ナナは同期の魔法少女だった。

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