表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第3章「シークレット・ヘブン」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/106

第55話「12月24日②福岡2」

福岡市中央区、警固公園。


Ця сучка тримає ODA в заручниках!

あら、ごめんなさい。つい母国語が出ちゃった。


ワタシはこの国への恩義からこの戦いの助太刀を買ってでたの。

まずは公園でビーストに囲まれている子達を火炎吐息で救出する。


「『Огненное(オグネノエ) дыхание(ドゥハーニエ)』!」


ビーストを3体程炎上させて倒す。


「私は謎の魔法少女、『M』!」


(62歳にJKの制服はキツイわ!)


ポカンとした顔の魔法少女達に優しく言ってあげる。


「まだ戦闘中よ。よそ見はダメ」


そして、上空へ。相手は3人か。


「こっちは私が引き受けるわ。下のビーストをお願い」


(下手に巻き込んで、ODAを減額されても困るし)


さすが若い子は素直ね。さて、速攻で片付けて呑むとしますか!


そう思った私の真正面で爆発が起こる。


哀れね。ゆりあの術中にハマっている事も知らないなんて。


「『Блок(ブローク) Марії(マーリァ) Тимошенко(ティモシェンコ)』!」


前に使った時とは違い、瞬間だけ酸素を奪う。相手の魔女は3人ともバタリと倒れる。脳に酸素が行かなくなり失神したのだ。殺さないわよ。コピーされたテンペストを外して、手足を折る。これで気がついても抵抗できないはずだ。


下の方も2チームで戦っているのでビーストも減ってきた。


(ゆりあ、東京での交渉、楽しみね。夏樹ちゃんもまた遊んで欲しいな)


駅の屋上で戦う少女を見下ろしながらそんな事を考えた。



♦︎♦︎♦︎



同じ頃、東京都新宿区市ヶ谷、

防衛庁統合幕僚監部室。


「福岡、マリア=ティモシェンコ氏の参戦で戦況は好転。優勢です」


西部方面部長が告げる。


「やはりAMFGが効いてますね。他都市の展開状況は?」


中島浩二首相が聞く。


「大阪・仙台は福岡同様、アドトラック擬態型AMFGを投入、広島、横浜は海自が護衛艦で呉と横須賀から出動中。名古屋は広井夏樹嬢が『手持ちを使う』とのことです」


情報分析班の1人が報告する。


「札幌は?」

「それが札幌ではなく、ニセコでスタンピートが発生しています。空自のアパッチが15分後に到着予定です」


報告を聞いて中島首相は頷いた。傍らの朝倉防衛大臣が口を開く。


「それにしても佐藤文科大臣は恐ろしいですね。これを見越してAMFGを『同盟国』の兵器に見せかけ、防衛省に開発を持ちかけるとは・・・」

「しかも、こちらの『新型テンペスト』にはその『AMFG無効モード』が搭載されている」


中島と朝倉の会話に割り込むように


「ニセコに現着した魔法少女より入電。『シークレット・ヘブン』の元・魔法少女は『田代ナナ』なる人物に倒された模様。これよりスタンピート鎮圧に移る。とのことです」


日本の主要都市。いや、魔法少女の拠点のある都市での戦乱の始まりだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ