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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第3章「シークレット・ヘブン」

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第52話「仙台、燃ゆ」

『ラジオゾンテ作戦』という、かっこいいネーミングとは裏腹に地味な作戦を『シークレット・ヘブン』では行ってきた。

魔力中毒者を薬で作り上げて、魔法少女を出動させる。それにより、相手の数やチーム、使用魔法を割り出す。それが『ラジオゾンテ作戦』の概要で、簡単に言えば『偵察』だった。


東京から新幹線で1時間半。仙台にボク達は降り立った。定禅寺通りという、大きな道路に隣接する公園。ここが今回の舞台。


「薬のサンプリングにご協力お願いします」


今回はサラリーマン風の男性だった。リサが声をかけて、薬を飲ませる。5分もすれば魔力中毒者に変わる。それを少し離れたところから観察する。


やがて魔法少女が現れる。ここまでは今までの『ラジオゾンテ作戦』と変わらない。


「チームAが出てきたわ!ユウ、やろう!」


リサがそう言って立ち上がった。

そう、今回はこれからが本番。


「ユミちゃんはバックアップお願い。精神感応系だから他の魔法少女の接近がわかるはずよ!」

「ユミちゃん、ボク達の背中は任せるよ」


リサとボクの言葉にユミちゃんは悪戯を企むように笑って答える。


「任せて。ちょっと試してみたい事があるし」


(なんだろう、凄く嫌な予感がする)


ボクの思いを他所に、リサが口を開く。


「それじゃ、『チーム・トライアングル』。初戦、行くわよ!」



相手は国家の魔法少女。仙台の『チームA』。正式なチーム名は知らないがバランスの良い4人チームだ。仙台には3チームが存在しているのが『ラジオゾンテ作戦』から判明している。

その『Aチーム』にボクが先制攻撃を仕掛ける。


「『ボイドニウム・ストーム』!」


砂とか砂鉄のようなものが混じった風が起こる。


「痛!何?この風?」

「え!服が溶けてる?」

「!非常事態!しきゅ・・・」


ボクの魔法はよくわからない結晶を出す魔法。普通の人にはただの粒子、それが魔力を持つ者には厄介な存在になる。魔法少女の皮膚を徐々に崩壊させ、服は灰化する。長田さん曰く『まだ人類が発見できていない元素』だそうだ。

ただし、効果は遅いので混乱させたところでリサがリボンでトドメを刺している。


戦闘開始から5分。4人の魔法少女はこの世から旅立っていった。


『増援が来たよ。Cチームみたい』


ユミちゃんの声が『テンペスト・レプリカ』からする。Cチームは2人チーム。攻撃と精神感応のペアチームだ。攻撃の魔法少女がかなり遠距離から攻撃可能と聞かされていた。


『Cチーム、排除完了。やっぱり、精神感応魔法は魔法少女も操れるみたい。簡単に操れて自爆してもらった』


ユミちゃんが簡単に言う。さっきの嫌な予感はこういう事かと理解する。

さらに続きがあった。


『もう1チーム、近づいて来てるけど、上空は見えない』

「地下鉄の空間を利用しているわ!2人とも気を抜かないで!『誰にも渡さない』!」


リサが言った。直後。


ビュンと地下鉄出入り口から魔法少女が現れる。が、現れただけで倒されていた。


「Bチーム、排除完了。地下鉄から出てくると分かれば、出入り口にワイヤーを魔法で出していたの」


作戦開始から1時間。仙台の支部の魔法少女は全滅したのだった。


「あ、もしもし。リサです。終わりました」

『了解。おつかれ様。事前に打ち合わせた通りよ』


リサが電話で報告して、スピーカーモードで通話した。長田さんの声が嬉しそうに響いていた。

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