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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第3章「シークレット・ヘブン」

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第37話「なぜか大阪」

「ここが明王義塾学園、大阪校よ」


ムツミさんが案内してくれる。そこはどう見ても保育園だった。みんな「え?」という顔だった。


「あはは。そう思うよね?実は老朽化でここは一時的使用のはずだったの。今回負傷した沙織ちゃんの持ち物だしね。でも、新築の校舎が建った時には近畿エリアに魔法少女は1チーム、2人になっていたんだ」

「そんなに激しい戦いが?」


あやめちゃんが質問した。


「いや、その2人が『優秀すぎて』他がいらないから、別のエリアに回されたの。私の後輩ちゃんとかね」

「そういえば、関西で魔法少女やってたって言ってましたね」

「そ。18歳で魔法少女は定年退職だから、大学行って教員免許取ったの。それからは東京の寮母だよ。その間の出来事だから、私も詳しくは知らないけど」


周囲を見まわすと、ところどころに保育園の名残がある。園庭のプールや遊具、小さな格子状のロッカー。それらに電子レンジやパソコンといった機器が置かれ、『名残』に留めている感じがした。


「寮はこの隣のワンルームマンションを用意しているわ。東京と違って食事は出ないけれど、キッチンはあるし、少し歩けば飲食店もあるわ。こっちは梓ちゃんの所有物件ね」


その日は東京からの荷物の片付けで終わる。

夕食はデリバリーを頼んでワカバちゃんの部屋で3人で食べた。


翌日。

元保育園の大阪支部に行った私達は、


「今日は終日フリーです。出動要請があればその場から出動したらいいから。実は新人が3人も入るから大変でね」

「「「え?」」」


3人の声が重なる。けれど、ムツミさんはそれ以上何も教えてくれないし、半ば強引に追い出されてしまう。


「どうする?これから?」


あやめちゃんが困惑気味言った。


「せっかくだし、グリコの看板見て、たこ焼き食べない?」


私が言う。まだ大阪に来て2日。おのぼりさんでいいはずだ。ところが、いの一番に乗って来そうなワカバちゃんが別の提案をした。


「ゴメン、ちょっとさくらとあやめ、どちらか1人でいいからチカラを貸して欲しいんだ」


珍しい真剣な表情だった。

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