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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第2章「国際問題編」

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第24話「対 AMFG」

静岡・山梨県境、防衛省・富士演習場。


「ヒトマルマルマル、実戦訓練開始!」

「了、各小隊は鶴翼陣形へ」


その時だった。


ポスッ!


大隊長のこめかみに氷の銃弾が当たる。


「大隊長被弾!死亡判定!訓練終了」


陸上自衛隊、第6師団隷下 第44普通科大隊。普段なら福島県郡山市に駐屯する彼らがここまで来て、訓練するのには理由があった。


「やはり、瞬殺されましたね」

「ああ、まさか2000mの狙撃を成功させるとは思わなかったが。さすが日本で唯一、実戦経験のあるグループだ。小娘と侮ってはダメだな」


大隊長は黒川オサム。防衛大学校出身のいわゆるエリート。だが、選民思想やエリート意識は皆無。部下にも慕われる兄貴分タイプの上官だった。


「ヒトヒトマルマルより2戦目を開始。次は『対 魔法少女』用兵装を使う。それから全員89式小銃を回収、ペイント弾式小銃に装備変更」

「既に初回よりペイント弾装備です。つまりこの1時間を隊員は休息に充てられます」


黒川オサムは思った。この副官は初回瞬殺を、つまり自分の死亡を見越していた。と。



同時刻。魔法少女陣営。


「私、出番ないかも」

「本番は次でしょ。大島先生の話だと『アレ』が出て来ますよ」

「どうする?また速攻狙う?」

「 『AMFG』だっけ?1回、どんなものなのか試してみたくない?」

「賛成。瞬間起動しないかもしれないから、11時5分に撃ってみよう?」


放課後にコンビニの前で立ち話でもするように少女3人は作戦会議を進めた。



11:00。黒川陣営。


「作戦時刻を確認。『AMFG』起動。各小隊の『小型 AMFG』も起動!」

「ディーゼルエンジン始動。電源供給問題ナシ。続いて、本体電源起動。問題ナシ。出力上昇中」

「第1から11小隊の『小型 AMFG』起動完了問題ナシとの報告」


その時、演習場内にいた鳥が一斉に飛び立つ。


「『AMFG』起動完了。魔力反応をモニターに出します。これは!」


距離200に1人、反応があった。もう2人は効果範囲ギリギリにいる。


「おそらく着弾観測だろう。本当に中学生か?軍隊の真似が上手いな」


黒川がつぶやいた。


「第4小隊で1名被弾」

「やはりか、2000mの狙撃が外れたな」

「観測手、下がっていきます」

「結構だ。鶴翼陣形を取り、包囲殲滅せよ」



同時刻、魔法少女陣営。


「危なかった!前にドームに突っ込む経験がなかったら、そのまま墜落してたかも!」

「こっちも射程や威力が半減させられてるな」

「探知もノイズ混じりで厳しそう。近くなら割と大丈夫だけど」


3人が顔を見合わせる。


「チーム・スプリングさくらです。『 AMFG』の効果と範囲、確認。勝っていいですか?」

『こちら本部。佐藤ゆりあです。重症までは許すわ。圧倒しなさい』

「了解です!」


「だってさ」


3人はニヤリと笑った。




15分後、黒川陣営。


「対象が3つに分かれました。それぞれ北からABCと呼称します」

「対象A、第1小隊と交戦開始。同じく、Bが第2小隊、Cが第3小隊と交戦開始」

「よし!各個包囲して殲滅せよ」

「第2小隊より報告。対象は我々と同じく81式ペイント小銃で交戦している模様。数名に命中し、死亡判定です」


それならば彼我兵力差3:500。圧倒できる!と思った。


15分後、黒川の顔色が変わっているのだが、それは次回。

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