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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第1章「さくら、魔法少女になる」

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第17話「山岡龍馬の追憶」

長野県安曇野市。

ホテル窓から見える日本アルプスの尾根を眺めながら、煙草に火をつけた。

50年前、『シイバ山荘』。そこで1つの歴史が終わった。


まず、理解してほしい。昭和の時代、魔法少女は現在のように学生に偽装せずに警察庁公安部の所属だったって事だ。公安の発足は意外に古く、GHQの号令によって警察予備隊と同時に極秘裏に『秘密警察』としてスタートした。現役世代に戦争経験者がいたんだ、スパイの育成は順調に進んでいた。


ところがそこで問題が発生する。発足以来の仮想敵とされた共産主義者は学生運動と結びついた。つまり今までのスキームは通用しない。


しかし当時の公安も切れ者揃いだった。あの年の4月1日。僕らはとある警察施設のホールに集められた。


「さて、みなさんは高卒の警視庁一般職の入省試験のトップ5です。今から勉強すればどんな大学でも入れる。警察庁で奨学金としてお渡ししますので、ぜひ今日から表向きは浪人生として、再び学業に励んで下さい!」


こう言ったのは当時の中丸政権下の国家公安委員長、山寺昌晴だった。その息子と現在、議席を争っているのはなんとも因果な話だがね。ウチは母子家庭でね、大学を諦めて高卒で警官になろうとしたクチだったからこの話に飛びついた。


そうして表向きは1浪して入った大学。そこでの指令は簡単。『学生運動に近づけ』だった。


僕は『森恒一夫』として東都大学に入学した。


恐ろしい程、順調に僕は学生運動内で『出世』した。これには理由があって、少し上の世代の幹部が次々とハイジャックで世界各地に散っていったせいだ。


そのせいで組織は弱体化し、他の組織と『連帯』する事になった。それが『連帯赤軍』の誕生だった。


そうして出会ったのが『長田洋子』。伝説の魔法少女だ。繰り返すが当時は魔法少女は公安の管理下だった。彼女も僕と同じく、公安指示で赤軍に潜入したクチだった。

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