表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

切り立った崖

渓谷地帯に差し掛かった。

高低差がかなりあり、落っこちたら一巻の終わりだと思った。

「ロクサ、イフェ!」

通信装置からキンチャの声がした。

「キンチャ、やりすぎだよ!君、いったいどうしちゃったんだい」

僕は呼びかけた。

「私は、みんなに復讐して、最後に笑うのよ!」

「なんでそんなに思いつめたんだ?」

「ロクサ!あんたも大嫌い!レースの相棒に私を選んでくれると思ってたのによりによってイフェを選ぶなんて!」

ああ!選択を間違ったのは僕なのか?

ががががが。

攻撃されて、メインのライトがやられた。

次はバギーの足元を崩される。僕らの乗ったバギーは大きく傾き、落下し始めた。

「アンカーを」

イフェが命綱を断崖にうちこんだ。

「なんで君はそんなに冷静なんだ?」

信じられず、僕はわめいた。

宙ぶらりんの僕らを置いて、キンチャたちは先へ進んだようだった。

じりじり崖をバギーは登り始めた。

しかし、アンカーが重みに耐えきれず、

「ロクサ!」

イフェが叫び、バギーは谷底へ落下していった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ