ゴブリンに遭遇!
大変お待たせ致しました。異世界のフルコースをご堪能あれ
「さて、これからどうしてくれようか。」
すると、何処かから声が聞こえる。
おめでとうございます。1レベルアップしました。ステータスをご確認ください。
異世界小説投稿サイトで読んだことがある。こういう時は大抵、ある言葉を言えば、神の領域の片鱗を体験することになるだろう。
ステータスオープン
欲求レベル3(社会的欲求)
社会的欲求の段階に入りました。所属を目指し、異社会に貢献致しましょう。
体力9999
魔力25
攻撃5
防御30
速度5
スキル 吸収 邪神の加護 炎魔法9 雷魔法6
所属か…だが、このなりだ。受け入れてくれる社会があるとすれば、魔物、魔族あたりか。
考えていると、突如目の前に光が現れる。
そこには、キラキラと光る球体が。フワフワと浮かびながら、俺に語りかけてくる。
「初めまして、ナビと申しマス。カシワギ様。この世界においでくだサリ、感謝致します。ワタクシ、創造神様の眷属、ナビと申します。どうかお手柔らカニ。
早速ですが、この世界についての説明をさせていただきマス。
成長システム
欲求レベル
1、2、3、4、5、6、7に分類され、一つ上るごとに進化する。とされます。人間の場合、
マウシズム、ラビチズム、ソーシャリズム、リスぺキズム、マイズム、ワーリズム、コスモシズムの段階に分かれます。
動物も魔物も、欲求レベルは存在しますが、それぞれは未知数です。カシワギ様がこの世界を楽しむのならば、それを研究するのもまた真理の追求に繋がることでしょう。」
なるほど…欲求を満たすことで、レベルが上がるのか。修練は修練で個別にされてるってことだな。
「はい。しかし、地上であなたに敵う相手はいません。邪神の眷属を倒した今、あなたは既に頂点にいるのです。
今後は、より楽しむために、社会に混ざり、どこかに所属することです。仲間を見つけ、切磋琢磨いたしましょう。安全欲求は完全に満たされました。あなたが危険に遭うことはないでしょう。」
しかし、俺はコミュ障の上に、言語を覚えなければならない。詰んでないか?
「ご安心を。言語能力は既に身に付いております。それに、コミュ障とは言いますが、きっと元の世界では、あなたに近しいIQの方はいなかったのでしょう。切り替えていきましょう。」
〜〜〜
言語能力が最初から備わっているなら話は早い。俺は早速、魔物の国とやらをめざしてみることにした。しかし、途中でゴブリンが現れた。
「うおい!スケルトンのゴミがいるぜ!お前ら!集まれ!面白えのがいるぞ!」
「お!どしたどした」
「え?なになに?うわ!スケルトンじゃん!ゴミすぎる!なんか一発芸しろや」
ゾロゾロとカスどもが現れる。言語能力の弊害だな。どうしてこう、なんというか、俺、というかスケルトンに大して差別的なのか。
「本来、スケルトンはゴミです」
おい、俺を否定するな
「ゴミ故に、スケルトンの品格、つまり進化を果たしても見た目にあまり変わりがないのもまたスケルトン差別に拍車をかけているのです。」
わかった。つまりこのゴブリンどもがゴミってことでいいんだな?なら話は早い。消そう。ゴミは消すに限る。
「おいゴブリンども。泣いて3回回ってクソを撒き散らせば許してやる。今のうちだぞ?」
「なんだとコラァ…」
「下手に出てりゃ調子乗りやがって…」
下手に出てねえだろ。どんだけIQ低いんだよ
すると、リーダー格らしきゴブリンが咳払いをする。
「待て待て。ちょっとこいつ面白いぞ?俺らを見てびくともしねえどころか、切り返しが逸脱している。わかった。こうしよう。この中で1番おもしれえゴブリンを呼べ。こいつを笑かしたらこいつを犯していい権利を与える。」
なんだと…勝手なこと言いやがって…こっちはいつでも消すことができるんだが…




