王子さまのいえ
世俗から切り離されるように建つ大きな家──そこはかつて挿絵画家である祖父が数多くの少女達と性交を重ねていた場所であった。『私』はこの家と自身に流れる血に囚われ、一人過ごして来た。しかし静止が日常であった『私』の世界は、たった一人の少女によって崩壊した。
一話 王子さまのいえ
2019/09/05 01:08
(改)
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