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爆縮と体温の機知(5)

畷オーソライズ

斑点のある樹々の

風によるざわめきに

ちかちか鳴る音は

場所を変えて点滅する

抑揚を捨てたのなら

感受性は無いのと同じだ

野太い道路だけで

生きていくなら

道端の小石も

どうでも良い話

後は転がる

骨を見るだけで


何処かで生きるだけでも

馬鹿な部分は目立つから

最初から駄目なら

最後まで駄目で

最高と言えたら良い

特別に憧れることは

何ら特別じゃない

ただの欲望で

自分の姿を

映しているだけ

それは酷く滑稽で

面白くもある

人間が

笑って死にたい理由だ


勇敢な違うと

惰性的な違う

言葉はタイミングと

馬鹿みたいな人間の意思に

従わされている

別に言葉には

権利なんて無いのだが

少なくとも

綺麗な言葉だけが

並んでいるのなら

泣いている場所を

見た方が良い


何処かで話していることは

嘘を着たり脱いだりするから

最初から感情的なら

最後まで感情的で

馬鹿になればいい

悲哀に優しいことは

何ら優しさでは無い

ただの欲望で

自分の姿を

映しているだけ

それは酷く滑稽で

面白くもある

人間が

穏やかに死にたい理由だ


手を繋いで仲良くなるなら

手を繋いで悪巧みも出来る

一つの事柄を

素晴らしいと云うなら

反対側を考えてみれば良い

そして

自らの意思で

丁度の物を選べば良いのだが

必ずしも

受け入れられるとは言えない

それは酷く滑稽で

面白くもある

人間が

無情の中で死ねる理由だ

変わること無い

静かな理由だ


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