機動戦士ガンガル 機動戦士ガンガルSEED ~三十六計パクるに如かず~
さてさて、駆け足気味にガンガルゲーム2作品を評価してきましたが、どちらも甲乙つけがたいほど見事にガンガルを再現している素晴らしいゲームと言えます。オフィシャルとして発売してもいいのではないかと思えるほどのクオリティ。世間一般的には相当な駄作であるのが素晴らしい。これなら元ネタのガンガルも大満足でしょう。
それにしてもガンダムをパクったからとはいえ、ガンガルの息の長さも相当なものです。筆者が子供の頃はガンガルなんかよりずっとあざとく、クオリティの高いパチものは他にもあったような記憶があるのですが、ガンガルだけがなぜこうも頭一つ抜きん出ているのでしょうか?
思うに、凡百のパクリはちょっと色を変えたりとか口元を変えただけで、本気で小学生を騙してやろうという小賢しさがあったからではないでしょうか。そこへいくとガンガルは本気度が違います。当時大ヒットしていたガンプラブームに目を付け、売り切れ店続出という噂を聞き付けたのかは知りませんが、似てるのはロゴとパッケくらいで、肝心のロボットの造形がめちゃくちゃ怪しい。小学生にだってパチものと見破れるほどの低レベルなコピー。いや、ここまで似てないとオリジナリティすら感じてしまいます。
それでもガンプラを買えない小学生は偽物と知りつつ、仕方なしにガンガルを買ってた、なんて噂も聞きます。今なら問題になったのでしょうが、生産性が低かったあの時代だったからこそ許された微笑ましい光景でしょう。もしかするとガンプラの販売元は当時、ガンガルに感謝さえしていたのではないでしょうか? だからこそガンガルは特に問題になることもなく、いまだにいじられ、笑いものにされながらも命脈を保っているのでしょう。いや、生産、販売はとうに終了してるんでしょうけど
大体主人公機(多分)、ガンガルの造形からして既におかしい。名前がカンガルーっぽいマヌケな響きで訴求力は一切ナシ。けどカラリングーはガンダムのコピーなのになぜか羽が生えててスーパーロボット系。でも顔は機械獣風。量産型ズクにしても似てるのはカラーリングだけでデザインは別物。他のロボットもおしなべてそんな感じ。パクリ元に寄せようという姑息さすら感じません。この気合のなさ、ひょっとすると製作元はアニメ、機動戦士ガンダムさえまともに見てないんじゃないでしょうか。この緩さ、攻撃力のなさこそがガンガル最大の武器とも思えるのです。




