MOBILESUIT GUNDAM Ver2.0 〜買い替えをスタンバっておけ〜
例えばサターンのキラーソフト、「バーチャファイター」 当時は最先端技術として使われてたポリゴンを贅沢にもゲームに投入した格ゲーは衝撃でしたし、興味も覚えました。が、純粋にやりたい、欲しい、と思ったかはまた別なのです。
まず3Dになって操作が複雑化してやしないか? 業務用ゲームがそのまま家庭用に移植されたと見紛うほどですが、ゲームとして楽しいのか? という疑問が先に立ったのです。
確かにポリゴンの動きはCMで見る限りはリアルっぽいけど、それがゲームとして楽しめるとは素直に思えなかったのですね。それよりもスト2や餓狼のように、動きに嘘があっても、ゲーム的に動いた方が楽しいのではないのか? とか、粗いポリゴンのキャラよりも、ドット絵のリュウやケンの方がはるかにリアルに見えましたし。画面狭しと動きまわる2D対戦格ゲーの方が、ゲームとしてずっと完成度が高い気がしたのです。
それからPSでもFF7が大ヒットしたけど、CMで見る映像からはゲームというより、映像作品という印象を受けました。この認識もあながち外れてはいなかったと、後に知ることになるのですが。
そうなのです。あの当時は筆者に限らず、旧来のゲーマーは次世代ハード戦争の名のもとに、ゲームという娯楽がエンタメ化してしまい、筆者のようにゲームで遊びたいだけの弱小ユーザーは時代にとり残されてしまうのでは? なんて危惧を漠然と抱いていた時代でもあったのです。
そんな時代の節目にそいつはやってきたのです。子供の頃にアニメで視聴した巨大ロボット。ゲームとしてこれほど分かりやすいコンテンツもありません。またゲーム誌、いや、正確にはアニメ誌だったと思うけど、本作、GUNDAM Ver2.0の初期バージョンに当たる無印GUNDAMのアツい投稿なんかも読者コーナーなどで散見したものです。
その当時の筆者はガンダムファンでもスパロボ好きでもない、普通の巨大ロボット好きに過ぎませんでしたが、未知の能力を秘めた次世代ゲーム機の試金石にはうってつけだろうと判断したのです。そこには楽しいゲームというより、未体験のゲームへの好奇心の方が強かったと、今でもはっきり憶えているのです。




