自己紹介
俺の名はスローエル・デプラヴィティ。
人間から悪魔になった転生者だ。
まあ、別に転生者だから何かあるってわけじゃない。
別に神様が現れてチート能力をもらえたりとかそういうのは無かった。
ただ、いつの間にか、何も知らぬまま、前世の記憶を持って生まれた。それが俺。
でも、別に不自由はしなかった。それはまあ親切な奴が俺にこの世界のことを教えてくれたからだ。
そいつは....何だったか。まあいい、後で思い出すだろう....多分。
この世界は....まあ色々と別れてるらしい。人間族や龍族、魔物、亜人、魔人等、多種多様な種族が暮らすマテリアルな世界....になる予定の世界
悪魔、天使、精霊、神等の種族が暮らすスピリチュアルな世界....になる予定の世界があるらしい。その中で悪魔はいわゆる【七つの大罪】の中のどれかを罪として生まれるらしい。
天使の場合は【4つの枢要徳】、神の場合は【三つの対神徳】だそうだ、どうでもいい。
そして悪魔はその欲望や感情を満たすことで力をつける。例えば【傲慢】なら相手を【優越】するとそれはまあ相手よりそこに関しては優れる。そうだな....俺の知る【傲慢】は性格が悪い。事あるごとに見下してくるからあいつの周りには誰もいなかった。いや、いたな、うん、特殊な方だ、うん。【強欲】ならば欲しいものを手に入れれば強くなる。忘れるわけがない、俺の知る【強欲】はそれはそれはひどかった。欲しいものリストを嬉々としながらつくり、そこらじゅうを嬉々としながら飛び回り、嬉々としながら外道の限りを尽くしてでも奪い取るような奴だった。意味が分からない。ちなみにスキルとかもある。【強欲】の悪魔ならばそれに合ったスキルを手に入れれる。それはほかの悪魔も同じ。
その中で俺は【怠惰】大罪の中で最も冷たく、失望、堕落、衰退、停止、放棄、憂鬱を司る最古の悪魔の一柱。
それが俺、スローエル・デプラヴィティ