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Factor  作者: へるぷみ~
裏舞台
186/187

あとがき


 バッドよりのノーマルエンド。





 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 色々と拙い文章でしたが、それでも楽しんでいただけたのなら幸いです。


 本作は4年ほど前に書いた『Drifter』という自作品の世界観や人物設定を引き継いだ作品となっています。とはいっても前作を知らなくても読めるはずです。知ってればちょっとだけほぉ、って気持ちになるぐらいですね。……多分。


 で、この物語の主人公といえる龍堂柏という少女がいる世界は、『Drifter』においてあの三人組が元いた世界であり、その遥か先の未来の話となっています。近未来的とか入れてるんだからもっと未来的な要素を描写しないのか、という部分については自身の実力不足によるものです。申し訳ございません。


 他にも穴だらけな設定が目立ってしまい読み直せば自己嫌悪の嵐という始末でしたが、それでもとにかく書いてみる、という気持ちを抱いて書き続けました。


 明言こそしませんでしたが、何かしらの私用以外であれば出来る限りの毎日更新を行ってはきました(なお出来るとは……)。また、他にも23時に更新を行うというだとか、21時から書き始めるだとか、まともな文章もかけないのにどうしてそんな面倒かつ大変な縛りを自分に設けてしまっていたのか……そのこともあり途中途中は締め切りは守れていても最後のほうに関しては完全にぐだぐだであり、実質0時超えるまでに更新するという始末。計画性の無さが生んだ悲劇というのが正しいでしょう。


 そんなこともあって時間に追われて更新するとなれば無論、更新する話の内容や文章量はまばらになり、非常に多いときもあればほんの数百程度だったりと安定性に欠けたものでした。反省したいです。


 反省文ばかりですが、とはいえ反省する以外に選択肢は無い故お許しください。

 そして毎日更新するにあたって気づくのはやはりプロットの重要性でしょう。ええ、まともな人物設定や時代背景、その他の設定がガバガバであるとき、いざ書こうにもそれをまず考えていかなければなりません。ここでアレなのが、そういった設定は基本的に思い付きであり、その場の勢いで生まれたものということ。

 例えば、所々に出てくるモブは口調を考え、その場しのぎの見た目を考え、行動を考える。そしてそれを説明する必要がある。と、やることが豊富です。特に白衣を着た男だとか黒づくめの男だとかが一杯に出てくる作品であり、ほとんどが一人称で進んでいく話であったために描写しようにもできない部分が多々あり、どうしても説明不足にならざる終えないというのがありました。一応は主人公が関わっていない場面などでは三人称という形で進めていたためにそっちの方が説明がしやすかったり描写を細かく出来たりと利点が多く、三人称を書くたびにどうして一人称で始めたのだろうか、と頭を抱えることもしばしばありましたが……。


 ……これ以上はちょっとあとがきっぽくないですね。


 話題は変わりまして、あとがきの最初に書いたものの話をします。

 先に述べたように、わたくし自身この作品を書くにあたってはほとんどプロットも存在しないまま書いたこともあり、その場の気分やなんとなくの流れで話を進めてきました。とりあえず進める、という精神でいたので本編中においては描写されていない箇所は当然存在しており、またかつかつと時間が進行することもあることでキャラクター同士のコミュニケーションという場面があまりなくなってしまっていました。そのために一人一人を掘り下げることは出来ず、その影響で主人公である柏がそのキャラクターの過去や人間性をあまり知らないという箇所も多々あったりと、あっちへこっちへ行ったり来たりを繰り返していました。


 ちょっと逸れてしまったので話を戻しますと、この『Factor』という物語は柏が桐峰に抱きついた時に既に決着がついており、彼女の意識が途切れたところで終わりです。なので、その後はもうエンディング後のお話――アフターストーリーというものです。あのアフターストーリーはバッドよりのノーマルエンド後のお話であり、もし本当のバッドの場合はあの場で三人とも死んでいます。

 ちょっとゲームの√分岐みたいなお話になっていますが、実際そんなものです。その場の気分や選択で分岐しており、それを表現するという意味で『Traveler』と『Explorer』という二つの可能性の話を書きました。あの分岐する場面では、残るか残らないか、です。そして結末は、どちらもきっと大差はないです。なにせ、主人公である柏はどちらの√でも納得しており、やりべきことをし続けるからです。


 旅人して、死ぬまで荒野を歩き続ける彼女。


 異世界に行き、新たな家族と日常を行き続ける彼女。


 人によっては前者の方が過酷だと感じるでしょうし、実際過酷です。が、それはこちらの目線であり、彼女の目線ではない。

 そう考えていただけると助かります。


 それでは改めまして、拙作を最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。









 

最後は設定などです。

興味がありましたらどうぞ。

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